仕事

ヒラ社員から管理職へ転職した40代男性。コロナ禍に成功できた理由

新型コロナの感染拡大から約1年がたつも収束の気配はなく、日ごとに増える倒産、経営悪化、リストラのニュース。「泥舟から逃げ出さなくては!」と焦燥感が募り、転職したものの人生を翻弄された人々がいる一方、コロナ転職で人生が好転した人々も、確かに存在している。ヒラ社員から管理職としての転職に成功した男性に話を聞いた。

’19年から転職活動を始め、内々定も立ち消えに

コロナ転職

写真はイメージです

 貿易関係の企業を渡り歩いてきた高橋誠さん(仮名・44歳)。コロナ禍以前から転職活動を進めていたほど、前職とは折り合いが悪かったという。 「もともと就活に失敗して、地方の小さな商社などを渡り歩きながらたどりついた外資系商社。でも、人が少なすぎて、常に2人分の仕事を任されるほどの激務でした。このままでは体がもたないと’19年8月から転職活動を始め、内々定ももらっていました」  そんな折にコロナ禍が直撃し、あえなく内々定の件は立ち消えに。ここまでは失敗例のように見えるが、高橋さんはそこで行動をやめなかった。 「今後、コロナが収束しないのなら、無人でリモート操作ができる機器の売り上げが伸びるだろうと考えました。そこで、海外から無人操作可能な機器を輸入する会社に新たに応募したら、内定を得ることができました」

キャリアが評価され、管理職待遇で迎えられることに

コロナ転職

ヨーロッパ駐在時には、時間を見つけて各国を巡り見聞を広げていた高橋さん。すぐにキャリアに結びつかなくても、足を止めないことがいつか自分自身を助けると力説

 これまでのキャリアでの欧米駐在経験が高く評価され、前職はヒラ社員だったが管理職待遇で迎えられることに。年収も550万円から680万円にアップした。高橋さんがコロナ禍で転職を成功させた秘訣はなんだったのか? 「就活に失敗しても挫折せず、『いつでも転職できるように、自分の市場価値を常に高めよう』と心に決めていたおかげかもしれません。前の会社でも駐在経験を得るために海外勤務を積極的に希望しましたし、今も英語力を保つため、週1でオンライン英会話の授業を受けています」  災いはいつ降りかかるかわからない。現状に甘んじない研鑽こそが、有事の最大の自衛となる。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
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