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森発言の問題が理解できない男たち「正直、あれくらいで?」

 東京五輪を約半年後に控えた中、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(当時)が、自身の“不適切な発言”により辞任するという前代未聞の騒動が起きて早数週間。後任には、夏季・冬季オリンピック出場7回のメダリストで五輪相を務めてきた橋本聖子氏が就任し、一件落着……したかのようにも思える。一方、一般社会ではどうか。

森発言の問題が理解できない人たち

警告文

※写真はイメージです(以下同)

「私は正直、『あれくらいで?』と思っていて。男性の同僚も同じように感じていたはずなんですがね」  飲食チェーン勤務・岩本義文さん(仮名)のもとに最近届いたのは、本部のコンプライアンス室からの「警告文」だった。 「私が店内で、女性スタッフの外見によってホール係なのか厨房係なのか決定していることについて、直ちに改善するよう指示がありました。本部に相談をした女性スタッフが誰か、はっきりしたことは分かりませんが、私が差別している、と訴えたようなのです」(岩本さん、以下同)  文言には、早期に改善が見られない場合は「処分」するとも書かれていたから、岩本さんは震え上がった。

本人にはまったく差別意識がない

 とはいえ、納得しているのか、自身の非を認めたのかといえば、決してそんなことはない様子。 「客だって、美人に接客された方が嬉しいでしょう? 私のやっていたことは適材適所にスタッフを配置することであって、差別ではないんです」  その思い込みこそが「差別」であり、適材適所云々の考え方も、単なる一方的な押し付けに過ぎないのだが……とはいえ、クビや減給になればたまったもんじゃない。 「そんなくだらないことで損をするのは嫌だから、すいませんと謝って。厨房係とホール係の女性スタッフを入れ替えました。これで文句はないはずでしょう」  そう。まだ社会には、女性蔑視をしているにもかかわらず、そうだとは全く気が付かない第二・第三の森氏がたくさん存在しているのだ。
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まわりがうるさく言うから仕方なく謝る人
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新聞、週刊誌、実話誌、テレビなどで経験を積んだ記者。社会問題やニュースの裏側などをネットメディアに寄稿する。

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