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稼げる副業の見つけ方。マイナーな“城跡”の知識でも月5万円稼げる

生活様式や価値観が目まぐるしく変わる現代。テクノロジーの進化によって、それはますます加速度を増している。意識高い系サラリーマンの間で、ここ数年「複業」が叫ばれているが、「自稼ぎ力」を身につけるにはどうしたら良いのか。専門家に聞いた。

「自稼ぎ力」を身につける!副業から「複業」マスト時代へ

生き残り戦略

写真はイメージです

 意識高い系サラリーマンの間で、ここ数年叫ばれている「複業」。本業ひと筋ではなく、複数の収入源を確保する働き方は「10年後、スタンダードになっている」と話すのは趣味起業コンサルタントの戸田充広氏だ。  かつて主流だった「本業ひと筋サラリーマン」は、今後少数派になるのでは、と予想する。そして10年後、本業と副業の垣根は消滅。“複業家”として自立する人たちが多数派になるなかで、乗り遅れないためには今すぐ副業で自らお金を稼ぐ「自稼ぎ力」を身につける必要があるという。 「副業を見つけるには、スキルの棚卸しが欠かせません。自身の趣味、得意なものを書き出したり、知人とお互いの得意分野を言い合ったりして、自分の能力を可視化してみましょう」

本業の延長にするか、趣味の延長にするか

生き残り戦略

「城跡お茶会」の会費は1回5000円。当日は城跡談議に興じて、手土産に自作の城跡DVDを渡すホスピタリティも魅力とか(イメージ)写真/時事通信社

 副業づくりには2パターンがあり、本業の延長にするか、趣味の延長にするかによって、仕事のつくり方が異なってくるという。 「前者は本業のスキルを生かす方法。例えば、本業がSEの人なら、個人でクラウドソーシングを通して他社の業務を受注することができます。  一方、趣味の延長は、自分の好きな分野で新たな仕事を創造する方法です。私のある顧客は、趣味で得たマイナーな城跡の知識を生かして『城跡お茶会』を開き、その会費で月3万~5万円の副収入を得ています。たとえニッチな趣味でも、SNSを使えば、タダで集客できる時代なのも追い風でしょう」
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最も避けるべき副業は?
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