ユニクロと違いGUはデザイン性の高いアイテムが多い。本家ユニクロは世界展開しているグローバルブランドですが、GUは未だ展開店舗の大半が日本国内というローカルブランド。 　幅広い客層をカバーするためユニクロはシンプル＆上質に特化し、他方GUは狭い客層をリピートさせるビジネスモデルだけに他にはない価格とデザイン性で勝負し棲み分けを図っています。 　そんな違いからGUでは面白いデザイン服を多く目にするのですが、時折やりすぎて「悪目立ち」することも。特にそれが顕著なのが「グラフィックTシャツ」です。 　ユニクロは藤原ヒロシもビックリするくらい国内外の先鋭アーティストを起用しデザイン性の高いグラフィックTを量産しています。 　たとえば、昨年はDiorとのコラボで有名なDaniel Arshamや、エルメスの広告展開やベルギーのハイブランドDRIES VAN NOTTENなどとのコラボでも有名なYOSHIROTTEN、デザインを語る上で知らない人はいないイギリスのバンドカルチャーを支えた伝説的なグラフィッカーPeter Savilleなど、ユニクロはメゾンブランドがコラボしているような相手と渡り合っています。 　他方、GUはマーブルなどの「キャラもの」やコカコーラなどの「企業もの」が中心。デザイン的には面白いものも多いのですが、ユニクロと比較するとどうしてもチープな印象がついて回る。