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実質金利は年600%以上。新しいヤミ金と危惧される「後払い現金化」のワナ

コロナ禍では、いつ誰が借金をする身になるかわからない。そんななか、貧者を食いものにする非道なサービスが広まっている。その実態に迫った。

新しいヤミ金と危惧される「後払い現金化」のワナ

後払い現金化 商品を後払いで購入させ、キャッシュバックとして現金を融通する「後払い現金化」という新型ヤミ金の被害が急増している。後払い現金化の状況に詳しい、司法書士の前田勝範氏が現状を話す。 「コロナ禍につけ込んだ新たなヤミ金の手口として登場した手法です。昨秋から被害相談が寄せられるようになりました。『現金即日融資』などと検索すると最上部に広告が掲載されていたり、ユーチューブ広告として流れていたり、今では何社もの後払い現金化業者が存在しています」  では、後払い現金化とはどのような仕組みなのか? 「まず、現金化業者は風景画像やゴルフの上達法、セドリの方法などタダ同然の商材をあえて高値で売ります。購入者は代金を給料日などに後払いする契約を結びつつ、何割かがキャッシュバックされて現金を融通される仕組みです。  なかには『商品レビューを書けば現金交付』『別の即日買い取り業者を紹介』というケースもあるようですが、多くは5万円の商品購入で2万5000円程度がキャッシュバックされるのが相場です」

現金の即日融資にすがりたい人々

 すでに前田氏のもとには数十件もの相談が寄せられているという。どのような利用者が多いのか。 「『ブラックOK』などを謳い文句に、コロナ禍で減給、失業した人や金融ブラックの人が使うケースが多いです。国の貸し付けや給付は振り込まれるまでに時間がかかるため、現金の即日融資にすがりたい人は多い。全国の被害者は相当数にのぼると推測されます」
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「会社に連絡されてしまう」という恐怖心で相手を縛る
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