更新日:2021年04月16日 14:42
エンタメ

松井珠理奈が卒業。ここから新たに色づくSKE48の未来

 4月11日に愛知県名古屋市にある日本ガイシホールにて、松井珠理奈卒業コンサート「卒業だよ!全員集合!~Let’s sing!~」(昼の部)と「珠理奈卒業で何かが起こる!?」(夜の部)が行われた。  このコンサートはタイトルのとおり、グループの顔として、SKE48の絶対的センターとして、約13年間活動してきた松井珠理奈の花道でもある。

珠理奈がいないパフォーマンスも

  先日、同会場では高柳明音の卒業コンサートも行われていたが、こちらは本編に渡って高柳明音も出演していた。ただ、この日の昼の部では珠理奈いわく“ソロコーナー”が設けられ、後輩メンバーの一人がメインとなり、松井珠理奈がいないなかでパフォーマンスが行われるセクションもあった。  なかでも圧巻だったのは、北川愛乃の「愛しさのアクセル」。SKE48が冠バラエティ番組をやっていたときにも評価されていた殺陣を取り入れたパフォーマンスをしたのだが、表情や所作の一つひとつに改めて彼女の表現者としてのポテンシャルの高さを感じさせられた。  コロナ禍になり、大きな会場でライブがやりづらくなっている今。そもそも大会場でコンサート経験を詰めなくなっている後輩に、ソロでスポットが当たる場所を用意したというのは、今後のSKE48のためにも粋な計らいだったように思う。  これに対して、珠理奈もコンサート間に行われたオンライン囲み取材にて「今回は卒業という意味合いもあるんですが、(昼の部は)プロデュースコンサートという意味合いで作らせていただきました。いろんなメンバーに大きな会場で、ソロで歌うっていう経験をしてもらって、成長してもらいたいなと思ったので、そういう構成にしました」と意図を話してくれていた。

豪華な卒業生たちが登場

 夜の部でも、その姿勢は随所に見られ、自身のユニット曲「思い出以上」のセンターを井田玲音名に託したり、アイドル性の高いナンバー「天使のしっぽ」のセンターを自身のプロデュースユニット・Black Pearlにも抜擢した平野百菜に任せたりと、後輩メンバーにスポットライトが当たる構成を続けていた。  また卒業コンサートならではの演出といえば、卒業生たちの登場というがあるが、本コンサートでも、小野晴香、桑原みずき、佐藤実絵子、高井つき奈、高田志穂、中西優香、平田璃香子、松下唯、矢神久美、山下もえというそうそうたる1期生のメンバーが登場。SKE48の1stシングルでもある「強き者よ」を現役メンバーと一緒に披露してくれた。  さらに、卒業して4年経つがいまだに交流があるという3期生の矢方美紀が登場。現役時代にもやっていたギターの弾き語りで、バラードナンバーの「不器用太陽」をデュエットした。歌唱が終わった後は「お互い幸せになりましょう。今も幸せだけどね、さらに。これだけいろんな方がおじゅりを見てきて、これからも変わらず見守り続けますからね。私もその一人です」と1期生が多く卒業した後、チームSの副リーダー、リーダーを務め、松井珠理奈の苦悩も近くで見てきた矢方美紀だからこそ言えるであろう優しい言葉をかけ、ステージを後にした。  また本編ラストを飾った「恋落ちフラグ」の前には、卒業生の佐藤すみれがMCに登場。当日参加することのできなかった1期生の大矢真那、松井玲奈やSTU48の瀧野由美子、元NGT48の北原里英、元AKB48の高橋みなみ、小嶋陽菜、SKE48で卒業をした宮澤佐江、また世界各地の48グループのメンバーから卒業を祝うメッセージが届いていた。
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