仕事

転職「今の仕事を辞めたいのに辞められない」のはなぜか?

いまの仕事楽しい?……ビジネスだけで成功しても不満が残る。自己啓発を延々と学ぶだけでは現実が変わらない。自分も満足して他人にも喜ばれる仕事をつくる「魂が燃えるメモ」とは何か? そのヒントをつづる連載第255回
転職

写真はイメージです

「転職したい」という願望だけでは行動できない

 働いていれば、誰もが一度は転職について考えます。今の仕事や今の職場は、自分に向いていないのではないか。この疑問に対する「納得のいく答え」は人それぞれです。  新しい仕事や新しい職場を見つけることで納得できる人もいれば、今の仕事や職場と向き合って、「やっぱり自分はここで頑張ろう」とモチベーションが生まれることもあります。  私が相談を受けたある男性は、「今の会社をやめたい」と二年近く考えていました。しかし、そう考えながらもなかなか転職に踏み出すことができず、同じ会社で働き続けていました。 「そんなに辞めたいなら辞めればいいじゃん」というのは外野だからこそ言える意見です。自分がいざ当事者になると、そうした願望だけでは行動できません。辞めたいだけで辞めようとすると、「転職しても、結局今の会社と同じことを繰り返すだけなのではないか」という不安を抱くからです。

過去を振り返る

 ただ仕事を辞めたいと考えているだけで、実際には辞められないケースはよくあります。そして、その時に必要なのは、「次はどんな仕事をしたいのか、どんな職場で働きたいのか」という方針です。こうした方針は過去を振り返ることで見つかります。 「温故知新」という故事成語もあるように、未来は過去を振り借りることで見つかります。私が「今の会社に不満を感じているのはどんなところですか?」と投げかけると、その相談者は「今の職場はバラバラなんです」と答えました。  彼の仕事は清掃業です。清掃業は契約先のビルや病院やマンションに赴いて働く外回りの仕事です。そのため社員が働く場所がバラバラ、そこから事務所に戻ってくる時間帯もバラバラ、事務所に戻ってから行う事務作業もバラバラという環境でした。 「バラバラ」という印象の反対は「一体感」になります。そこで私が「仕事や職場に一体感を求めているんですか?」と尋ねると、彼は「一体感という言葉を聞いて、ゾクッと来ました」と答えました。こうした反応が起きるのは、その言葉が相手の内面に響いているからです。
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気持ちと結びついた仕事
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