カーライフ

3代目プレマシーは「冴えないミニバン」じゃない。隠れた名車説を検証する

走行約10万kmでこの乗り心地!

オートクラブ_プレマシー

ペダルのタッチがまた絶妙。本当に自然な踏み心地で、思い通りに加速・減速する。最近のクルマは輸入車も含め、ペダルタッチが軽すぎるクルマが多いでしょ。全世界の自動車メーカーは、プレマシーを見習ってほしいよ!(永福)

 ということで、カーマニア3人で代わる代わる試乗。結論から言うと、全員がプレマシーの素晴らしさを認めざるを得なかった! K:10万㎞目前のカーシェアリング車とは思えない乗り味でした。新車はどんだけよかったのか!新車で乗ってみたかったなあ……。 永福:でしょ? 職人:しなやかな足ですよね。常にタイヤの接地感が失われないから、安心してコーナーに入れます。このままニュルブルクリンクをアタックしたいくらい(笑)。日本でも、雨の中央道とかを安心して飛ばせると思います。 永福:でしょでしょ? 11年前に初めて乗ったときは、1ミリも期待してなかっただけに、本当に衝撃だった。思わず「何だこれーーーっ!」って叫んだくらい。

なぜプレマシーの乗り味が最高なのか

オートクラブ_プレマシーK:これでも新車時よりはヘタってるんですよね? 永福:もちろん!新車のときはもっとダンピングが効いてて、もっとスポーティに走ったよ。乗り心地はフンワリしてるのに、キビキビと意のままに走る。それがプレマシーの走りの奥深さなんだよ! K:そもそも、何をどうしたらこんな感じになるんですか? 永福:とにかくタイヤの接地性がいい。サスペンションが上下に動いても、タイヤの向きがピシッとしてるから、道路に張り付くように走る。だから疲れないし気持ちイイ。マツダ車がドイツでの評価が高いのは、その点にある! 職人:カーブの途中でデコボコを通過しても、姿勢が全然乱れませんね。
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新型車もプレマシーに完敗
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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