恋愛・結婚

アイドルと交際した一般男性。基本戦略は「ファンであることを隠し通すこと」

返事はまさかのOK

 Aさんの返事はまさかのOK。海斗さんは地下アイドルの彼氏となった。付き合ってすぐに彼女はキャバクラのアルバイトを辞めた。 「顔はかわいいけど、人見知りでコミュニケーション能力も低いから。店ではあんまり人気も出ていなかったし、本人も仕事がしんどいと言っていたので。辞めさせました。  僕の家に引っ越させて、しばらくは生活の面倒を見ようと思いました。彼女は申し訳なさそうにしていましたが」

アイドルだと知っていたことを隠し通した

 まだコロナ禍は収束していないが、徐々に地下アイドルの活動を再開するようになったAさん。現在も2人は順調に交際を続けている。海斗さんは、彼女と付き合えた理由をこう振り返る。 「最後まで彼女がアイドルだと知っていることを言わなかったんです。同棲する直前にやっとAから打ち明けられたんですが、そのときも『どうりでこんなにかわいいわけだ!』と、知らないふりをしました。  客だったときも余計な連絡は自分からしない、店外デートは求めない、というかなり良客を演じたのが良かったのかもしれません。  Aには僕がとにかく優しい人に見えたようで、付き合いたいと思ったみたいなんで。コロナのおかげで生活に制限がかかったり、ストレスが溜まったりすることが多かったのですが、僕は感謝しています。だって、コロナがなければ彼女があんな場末のキャバクラで働くこともなかったと思うので」  コロナ禍で暗いニュースが続いているが、幸せになったという人もいるのだ。 <取材・文/吉沢さりぃ>
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
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