ニュース

和歌山への“越境飲み”に戸惑う地元の声。週イチ花火大会で毎週末混雑、出稼ぎ組も

キャバ嬢が出稼ぎ、代行で大阪まで帰る客も

 一方、同じく和歌山市にあるバーの男性オーナーは和歌山が越境地獄になった理由の1つを語った。 「県境に近い大阪の泉佐野市や泉南市などの飲食店が協力金をもらうために休業して、和歌山市や岩出市にアルバイトで出稼ぎに来ているようなんです。他にも大阪のキャバクラや風俗から出稼ぎに来ている女性も多くいて、大阪から客を呼んでいるようです。  キャバクラやスナックが多く並ぶ新内という繁華街は週末になると県外ナンバーの車ばかりが停まっています。皆、宿泊はせず大阪まで5000〜6000円払って代行で帰っています。僕からしたらそこまでして飲みたいのかな……と思いますよ。うちの店も一見の客は断るようにしているのですが、酔っ払っていると暴言を吐いたり暴れる客も中にはいます。結局、大阪だけを緊急事態宣言にしても人が流れてきちゃうので意味がないんですよね」

想像を超えた越境客の数

 和歌山県への越境は我々の想像を遥か越えていたようだ。県外からの宿泊客を断ろうが、日帰りで飲みに来る客の流れまでは規制することはできないだろう。今回の県知事の判断は果たして吉と出るのだろうか。 取材・文/日刊SPA!編集部
1
2
おすすめ記事