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菅内閣の実績は安倍内閣の8年間を上回る。なぜ嫌われた?/倉山満

菅首相が嫌われる理由の第二は、疫病神を切れなかったこと

 そして、もう一つは言うまでもない。今は他のすべての政策に、コロナが優先する。分科会会長尾身茂、日本医師会会長中川俊男、東京都医師会会長尾﨑治夫、この如き疫病神を切れなかった時点で、命脈は決まっていたのかもしれない。ならば、新総理のやることは決まっている。尾身、中川、尾﨑、ついでに西浦の如きヤブ医者を社会の中枢から追放せよ!  ヤブ医者とは何か。患者を意味も無く怖がらせる医者のことだ。名医は、安心を与えると同時に患者を油断させないものだが、似てもいないし非なる存在だ。

仮説から始まったコロナ禍の経済自粛

 何度でも言う。そもそも、このコロナ禍の経済自粛は、西浦博(当時北大教授)が「何もしないと42万人死ぬ」などと、いかがわしい計算式を持ち出したところから始まった。新コロがペストやエボラのように危険な伝染病かも、との仮説からだ。その検証から始めねば、どんな総理大臣だって、短命に終わるのは火を見るより明らかだ。  ロベスピエールの最期は断頭台だったが、尾身先生は如何に?
1973年、香川県生まれ。救国シンクタンク理事長兼所長。中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中から’15年まで、国士舘大学日本政教研究所非常勤職員を務める。現在は、「倉山塾」塾長、ネット放送局「チャンネルくらら」などを主宰。著書に『13歳からの「くにまもり」』など多数。ベストセラー「嘘だらけシリーズ」の最新作『嘘だらけの日本古代史』(扶桑社新書)が発売中

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