仕事

コロナ転職先がブラックだった。それでも「前職よりマシ」と思えるワケ

「アパレルには戻りたくない」

 彼女にとって、今回の転職は成功だったのか失敗だったのか。「辞めてよかった」と前置きした上で、こう語ってくれた。 「ブラックではあるけど、今回の選択で合っている気がします。前回の転職は焦って失敗したので。今は“人生の休憩中”に近いです。年齢的に休憩している場合じゃないんですけど(笑)。販売員のままだったら、毎日同じルーティンを繰り返して、走り続けなきゃいけなかった。転職してから、販売員だけをしていたら考えないようなことを仕事で考えられています」  アパレル業界で辛酸を舐め続け、異業種へと飛び込んだ透子さん。いつかまた販売員に戻りたい気持ちはあるのだろうか。 「アパレルはもうしたくないです。もう嫌になっちゃった。特に婦人服は絶対にイヤです。でもバッグや靴やアクセサリー販売なら楽しいから、もし戻るならそこかな」  一長一短な別業界への転職。しかし不況で転職先が見つけにくくなっている今、スキルアップのために働く業界を変えてみるのは一手かもしれない。 <取材・文/倉本菜生>
福岡県出身。フリーライター。龍谷大学大学院修了。キャバ嬢・ホステスとして11年勤務。コスプレやポールダンスなど、サブカル・アングラ文化にも精通。X(旧Twitter):@0ElectricSheep0
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