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小室圭さんが結婚会見で見せた“明るい表情”を分析。安堵か、それとも自信の表れか

一部報道への軽蔑か、一難去った安堵感か

小室圭

さまざまな可能性が浮上した小室圭さんの表情(写真/日本雑誌協会代表撮影)

①ネガティブな発言を和らげるため 「誤った情報があたかも事実であるように」という発言は、一部報道に対する批判的見解です。こうしたネガティブな発言を幸福表情で伝えることで、ネガティブな気持ちが相手にストレートに伝わらないように気遣えます。しかし、ネガティブな発言を和らげるためなら、微笑を浮かべながら、ネガティブ発言をするのが、普通であり、幸福表情を抑制する必要がありません。よって、仮説①の可能性は低いと考えられます。 ②良い印象を与えるため  会見を通じて良い印象・雰囲気を醸成するために終始笑顔を保っていたものの、この場面で笑顔は不適切だと気づき、幸福表情を抑制した、こうした可能性が考えられます。 ③困難な事態に対して余裕に構えているため 「誤った情報があたかも事実であるように、扱われ~」から発展した事態に対し、余裕があることを見せるため、幸福表情を見せたと考えられます。しかし、それならば、幸福表情が抑制される理由がありません。普通に微笑を保っているはずです。また、この発言の直後、眞子さんおよび母親が心身に不調を来した旨を説明する際(8:36~)、圭氏の左側の口角が引き上げられています。これは軽蔑表情だと考えられます。母が抱えているとされる問題が眞子さんを苦しめることになったことへの罪悪感(軽蔑を自分に向けている状態)でしょうか。一部報道への軽蔑でしょうか。この会見のみの情報からは判断できません。しかし、余裕という心理状態とは異なるでしょう。よって、仮説③の可能性は低いと考えられます。 ④一難去ったという安堵感のため  ネガティブな報道や困難がありながらも、結婚することが出来、近い将来ニューヨークに生活拠点を移すことが出来るという現状。また、この場面は、圭氏の母親と元婚約者との間にある金銭トラブルと言われている事柄とその解決策を説明した直後にあります。誤った情報が何を指すのか具体的に説明されていなのでわかりませんが、この流れから、少なくとも金銭トラブルと言われている事柄は関連していると考えられます。自身が出来る解決策は提案した、あるいは、解決の算段がある、解決の方向性は見えている、このように考え、安堵感から幸福表情が漏れた。しかし、まだ解決はしていないため、ここで幸福表情を見せるのは不適切だと気づき、抑制した、こうした可能性が考えられます。
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ありのままか、自信の表れか?
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株式会社空気を読むを科学する研究所代表取締役、防衛省研修講師、特定非営利活動法人日本交渉協会特別顧問。日本国内にいる数少ない認定FACS(Facial Action Coding System:顔面動作符号化システム)コーダーの一人。著書に『裏切り者は顔に出る-上司、顧客、家族のホンネは「表情」から読み解ける』中央公論新社、『ビジネスに効く 表情のつくり方』イースト・プレス、『「顔」と「しぐさ」で相手を見抜く』フォレスト出版、『0.2秒のホンネ 微表情を見抜く技術』飛鳥新社などがある。

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