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パチンコ新台「サイボーグ009」はパチプロ御用達だった前作を越えるか実戦してみた

演出面で要チェックは蝶絵柄。7テンパイは……

P009 RE:CYBORG ACCELERATOR EDITION

蝶絵柄は今作でも激アツ。当時の演出がほぼそのままなので、“あの頃”を思い出しながら打てるはずだ。写真/セールス森田
©2012「009 RE:CYBORG」製作委員会

 演出的に懐かしいと感じたのは「蝶柄演出」。前作の009がリリースされた2014年あたりのニューギン機種は、蝶柄が激アツ柄でしたよね。美しい色合いと、勢いよく羽ばたいていくような効果音は、あの時の”アツい気持ち”を思い出させてくれました。  ただ、ひとつ注意してほしいのは「7テンパイは全く熱くない!」ということ。ここ数年のパチンコ演出にしっかり慣れていると、7図柄テンパイしただけで興奮しますが、普通にノーマルリーチ止まりでハズレます。  発展しても熱くないので、「7テン=激アツ」の概念は一旦捨てましょう。当たればRUSH突入濃厚となる9図柄テンパイ以外の数字は、期待度の差はあまりないと思います。

今作はプロ御用達にはならない!

 そして気になる技術介入要素について。今作はハッキリ言って右打ち中に玉は増えません。電サポ1個賞球で、右側についているポケットも1個賞球なので、増えるわけなどない仕様。  ここ数年の機種にありがちな「増やすのではなく減らさないことが精一杯」な機種です。ここだけは7年のときを跨いで持ってくることはできませんでしたね……。  ただ、減らさない止め打ちは簡単です。消化スピードが遅い時短中は、「電サポが閉まったのを確認してから4個打ち出し」くらいでも全然途切れることなく消化できます。  少し消化が速くなったRUSH中は「電サポが閉まる直前から5個打ち出し」を繰り返すだけで、玉減りを抑えられました。1個賞球だと、いかに玉の打ち出しを少なくして電サポを終えられるかが勝負なので、ヘソ保留がなければ、無理して5個も打ち出す必要もないのかもしれません。  また、捻ってオーバー入賞を狙うのも厳しそうです。全くできないわけではないですが、失敗してRUSH中に玉がヘソに入って、ヘソ落ちしてしまう方が怖いので、カウント通り止めて打つことをオススメします。
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ハードルは下がった
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Web編集者兼ライター。フリーライター・動画編集者を経て、現在は日刊SPA!編集・インタビュー記事の執筆を中心に活動中。全国各地の取材に出向くフットワークの軽さがセールスポイント
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