デブ諸氏にとってはこれが一番の利点と言っても過言ではないのですが、軍モノのサイズのバリエーションにはS~XLというサイズバリエーションのほかに「Short・Medium・Long」という丈のバリエーションが存在します。 　身幅がXLの方は裾丈も長くなってしまうので、「身長が低いと、どうしても裾丈が長くなってしまう」という日本のデブにありがちな問題が起こります。しかし、そんなときでも「Short丈」を選べば、ジャストサイジングで着こなすことが可能なのです。 　もちろんモデルや年式によっても違いはありますが、日本の平均身長170cm前後のデブ諸氏と仮定すると、サイズ感としては「LサイズのShort」くらいがベストマッチングだと思われます。アメリカのサイズならMサイズのShortでもいいかもしれません。 ▼ファティーグジャケット 　通称「ジャングルファティーグ」とも呼ばれているライトアウター。比較的生地も薄めでライトアウタージャケットのような着こなしがオススメです。 　お腹周りのシルエットも隠せますし、チノパンやデニムにも合わせやすいので、寒いときにはフードの付いたスエットなどの上から羽織ったり、インナーにセーターなどを着るのもありでしょう。大きな体の人が着ると相性がよく、シルエットもガッチリと見えます。 ▼N3B 　冬の定番アウターですが、もちろんミリタリーアイテムです。 　この手のアイテムは大きめのサイズも多く、ボリューミーなボディにボリューミーなアウターをあえて着ることで「デカカワイイ感」をアピールできます。女子ウケを狙うことはもちろん、スーツのアウターとして着ている方も多く、使い勝手もいいのでオススメします。 ▼ファティーグパンツ 　これはファティーグジャケットとのセットアップパンツですが、そのままセットアップで着てしまうと「戦闘服」に見えてしまうのでコアな方以外にはオススメできません。しかし、アメガジ系コーデとマッチすることはもちろん、キレイめなシャツとの組み合わせも有効です。 　足元にはレザー、ブーツ、スニーカーと万能なのでオシャレ感を楽しみたい方はぜひ試してみてください。こちらも裾丈がShort・Medium・Longと選べるものもあるので、日本のデブ諸氏にとっては便利アイテムといえるでしょう。 　この冬は「ミリタリー」でガッチリ系デブコーデを楽しんでみてください。渋谷系ファッション雑誌『MEN’S KNUCKLE』や暴走族雑誌『ティーンズロード』などエッジの効いた若者カルチャーをテーマにした雑誌を多数手掛ける。現在はWebマガジン『Mr.Babe』でデブに特化したファッション＆ライフスタイル情報を発信中。また、デブ限定の会員制オンラインサロン「Mr.Babe BIG MAN’s LABO」、大きいサイズのファッション通販サイト「Mr.Babe STORE」を開設。大きな男たちだけで日本の経済を向上させるべく奮闘中。X（旧Twitter）：@nori09140914