注いだウイスキーの重さを計測し、選択した濃さに合わせた炭酸水の量を調整しているのでしょう。希望通りの濃さのハイボールができます。個人的には濃いめがぴったりです。 　ハイボールは慣れていないと、ちょうどいい濃さで作るのが難しいものです。氷の入り方はランダムなので、グラスの液面を見るだけでは量が正確に把握できないからです。とは言え、家で作るのにメジャーカップを使わないでしょうし、炭酸水を計測していては炭酸が抜けてしまいます。 　ここを重量でサクッと行うというのは、目の付け所がいい感じです。しかも、個別に計るという手間なしに、アプリが自動で計算してくれるというのも手間がかからずうれしいところ。ミニアプリという感じですが、お酒好きとしては楽しめるアイテムです。 　他にも、美味しくドリップコーヒーを淹れられる「ちいさなコーヒー屋さん」や食材の重さからカロリーや糖質を計測してくれる「グルコスケール」といったミニアプリも搭載しています。 　もし、キッチンスケールがないとか買い換える時には「dotscale」はいかがでしょうか。自宅で楽しく黄金比ハイボールを作って楽しめるのでオススメです。 文／柳谷智宣 お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる