カーライフ

BMW新型2シリーズクーペのカッコよさは昭和の大横綱・千代の富士

エンジンは2種類

オートクラブ エンジンは2種類。4気筒の2リッターターボ(184馬力)と、直6の3リッターターボ(387馬力)である。カーマニアなら当然直6に食いつきたくなるが、あまりにもパワフルなため、駆動方式がFRではなく、4WDになっている。車両重量も1710㎏と重い。乗っても、安定して速すぎて、どこか面白くなかった。これはミニ白鵬だ。千代の富士じゃない!  一方4気筒の「220iクーペMスポーツ」は、すべてが理想通りだった。動きはFRらしく軽快で、パワーもちょうどいい。184馬力という数字は控え目だけど、初代ソアラは170馬力。それで日本国民全員が憧れた。184馬力もあれば、立派な千代の富士になれる!

あまりにも気持ちイイ!

 私はこの220iクーペMスポーツで首都高を走り、目頭が熱くなりました。なんてステキなクルマだろう! すべて思い通りに動いてくれる! カーブを曲がるときの感覚があまりにも気持ちイイ! エンジンも軽快に回って最高! 思わず座布団投げたくなるう~~~っ!
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中

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