カーライフ

悪質あおり運転。偽造ナンバーをつけた無法ドライバーが横行、入手経路を追う

天ぷらナンバーの入手は難しいことではない

今回入手したレプリカナンバーはいわゆる「仮ナンバー」このようなマニアックなナンバーまでレプリカが販売されている

 一般人は天ぷらナンバーの入手は難しいかというと実はそうではありません。ここ数年、JDM(Japanese domestic market)と呼ばれる日本車の改造が海外で人気ということもあり、日本のナンバープレートも日本車の証という事でレプリカナンバープレートなどが多数販売されています。  このナンバープレートを輸入し、国内でこっそり使っている悪質なドライバーもいるようです。筆者が検証のため、試しに購入してみたところ約2週間で国際交換局に届き、そのまま税関の審査を通ってしまうほどでした。

警察官でも偽物を見抜けない

 ちなみに、知人の警察官にこのレプリカナンバーを見せたところ、「普段本物をよく見ている我々でも見逃してしまうほどよく出来ている。これでは一般人には判別は難しいだろう」との解答を貰いました。  こういった手法以外にも、現在運用されている車両のナンバープレートを盗難し、自分の車両に付けて犯罪行為に及ぶ者もいます。  ナンバープレート盗難防止アイテムなども販売されているので、車両自体の盗難だけでなく、ナンバープレートの盗難防止にも力を入れたいところです。 文/板倉正道
テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク
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