カーライフ

ソルテラはWRX、bZ4Xはレクサス。姉妹EVなのに乗り味が異なる理由

実際乗ってみてどうだったのか?

オートクラブ

bZ4Xは600万円~、ソルテラは594万円~。テスラのモデル3やヒョンデのIONIQ5などの競合車より値段が高いのが気になりますが、広大な後席空間や総合的な質感など、値段の高さも納得の内容です

 SUBARUは、「BEVはどれも一緒」に危機感を抱き、トヨタと共同開発した姉妹車bZ4Xとは味つけを変えたと強調していましたが、実際乗ってみてどうだったのか?  SUBARUオタクとして両車の乗り味を探った結果、ソルテラには絶望を希望に変えるレベルのSUBARUらしさが炸裂。涙が出ました。

四駆システムの制御に違いあり

 最大の感動ポイントは「四駆の味わい」です。ソルテラとbZ4Xは同じバッテリーとモーターを使うものの四駆システムの制御はかなり異なりました。ソルテラの四駆は乾いた舗装路での徐行時でも常に前後50対50ぐらいの比率で4輪を駆動させるので、4つの車輪が機械的に繫がったエンジン車の四駆のようにガッチリと路面を掴む感触が濃厚です。  一方、bZ4Xの四駆は、必要がなければ2駆状態にもなる効率重視タイプ。燃費ならぬ電費は誤差程度でほぼ同じながら、走りの味わいはかなり異なります。
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1973年大阪生まれの自動車ライター。免許取得後に偶然買ったスバル車によりクルマの楽しさに目覚め、新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、自動車工場での期間工、自動車雑誌の編集部員などを経てフリーライターに。その後、群馬県太田市へ移住し、現在は太田市議会議員に。X(旧Twitter):@takano_mario

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