更新日:2022年07月27日 18:51
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仮想通貨は“2年後”がアツい?大化けを信じて待つ「2年」の長さにゾッとした

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第六十七話 時感

 仮想通貨界に入ってから約2年……。時間の経過がとても早いと感じた。なぜなら日々新しい技術が出てきて、毎日勉強してても追いつかないから。  ハマっていたものがあって、1年くらい遊んだつもりになってたけど、過ぎた時間はたったの5ヶ月だったりとか(まあSTEPNのことなんだけど)。 「え、まだそんだけしか経ってないんだ!?」というのが往々にしてある。  でも「早く仮想通貨で金持ちになりたいっ! 2年後くらいには相場が跳ね上がるらしいっ!」と思って待っていると、時間はとっても長く感じるよね。  視点を変えると長くなったり短くなったりする仮想通貨業界……。ここで生きていくのもなかなか難しいな。

時間の感じ方は年齢によって変わる

 ちょい話はズレるかもしれんが、歳をとるにつれて時間の流れは早くなっていくよね。  担当の森田くんと「“このあいだ”って何年前?」という話になったとき、俺(46)は5.6年前かな、と。しかし森田くん(32)は2.3年前だと。  “このあいだ”と言えば、俺の大好きな浜田省吾のニューアルバムがこのあいだ出たなーと思ってたら7年前だった……。  そしてその前のアルバムがそこからさらに10年前だった。17年でアルバム2枚だったのね。浜省もファンもどんな時間感覚しとんねん……。  10年と言えば「10年前は、ひと昔前だよね」って森田くんに言ったら、約10年前の2013年はじぇじぇじぇの年だと……。  んなわけないっ!  それこそ“このあいだ”やんっ!!  盛りすぎだろ!……と思ってひと暴れしたけど、事実なことに心底ゾッとした。もうそんなん、明日老人になって明後日死ぬやんけ……。  まぁとにかく俺は早く仮想通貨で「億り人になりたいっ!」ってこと。  だから早く2年後になりたいっ!!   早く2年後の俺に会いたいのだっ!!  でも、本当に億り人になっていたら「この2年は早かった」って言うだろうし、億り人になっていなくて過酷な2年を過ごしたなら「この2年は長かった」って言うだろうな。  時間の概念も仮想通貨の売買も、結局どちらも難しいのであります……。 漫画・文/ハッシー橋本
愛知県出身の漫画家。パチンコ・パチスロ漫画を中心に活躍し、‘15年より月刊ヤングマガジンで連載を始めた『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』が大ヒット。サウナとビールの愉悦を描いた『極上!サウナめし』はサウナ好き必見の一冊 Twitter @hashimotosan84

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