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“肩こり”なのに、「手首のエクササイズ」が改善に効果的なワケ

 毎日のデスクワークで疲労が蓄積して“肩こり”に苦しんでいる方は、たくさんの改善方法を調べて試して……を繰り返す「肩こり改善フリーク」になっているでしょう。  じつは、そんな皆さんの盲点が「手首」なんです。肩こりなのに手首!? と思われるかもしれませんが、今回は現役整体師&パーソナルトレーナーの私(ヒラガコージ)が、その意外な関係について解説。そのうえで、効果的なエクササイズをご紹介します。 

肩こりは「手首」と関係

悩むビジネスマン

※写真はイメージです

 デスクワークによる首肩の疲労感や諸症状は、首につながる背中の丸まりや肩甲骨周辺の筋肉の弱化、過緊張が原因とされることが多いです。  これは間違いではないものの、PC作業などを行なっているデスクワーカーは、ただ座り続けているわけではありません。PC作業には必ず“キーボード”と“マウス”の操作がつきものです。この動作による姿勢も関係していると言えます。  画面を覗いているだけでなく、両手をデスクに乗せ、キーボードに手を乗せて指でキーボードを叩いたり、右側にあるマウスに手をかけて操作をするでしょう。その際に腕が内側に捻られて、手首は若干小指側に傾いた状態が継続してしまいます。

PC作業に伴うキーボードやマウスの操作が首肩に影響

 人間のニュートラルポジションは腕は手の平が足にピッタリとついている向きになりますし、手首は中指が腕の延長線上にまっすぐ向いています。しかし、PC作業が続くと、腕は異常に内側にねじられて、手首に極端な角度がついてしまうだけでなく、作業をしている時間はその分だけこのポジションを継続してしまっているというわけです。  首肩に吊り下げられるように腕や手首が存在しているため、手先の角度が悪く関節筋肉にストレスをかけると、そのぶんだけ根本となる首肩にも強烈かつ持続的なストレスが生じてしまいます。これも立派な肩こりの原因になっているのです。
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腕の捻りと手首の傾きを解消しよう!
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柔道整復師/パーソナルトレーナー。スポーツクラブでインストラクターとして指導をし、現在は医療国家資格である柔道整復師の知識を生かした身体機能の改善からダイエットまで幅広いクライアントを担当するフリーランスのパーソナルトレーナーとして活動中。公式「Amebaブログ」更新中
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