スポーツ

元競輪選手の冠レースが開催される理由。本人が語る注目選手も紹介

大人数だからこそ推しメンを探してほしい

高木真備さん

タイミングが合えばサインをもらえるかも…

 ガールズ6レース制ということで、42人の選手が出場する高木真備杯。ガールズケイリンにおいて、それだけの人数が同じ開催に出場することは年に数回しかない。多くのガールズ選手が見られることも、今回の開催の見どころだと高木さんは語った。 「普段よりも多い人数のガールズ選手を見られるので、是非とも推しの選手を見つけてほしいです。私、引退してからのお仕事などでオートレースも観るようになったのですが、最初は全然わからなかったんですよね。でも昨年の夏に伊勢崎オートレース場に行ったとき、詳しい方に選手同士のストーリーを聞き、そのうえで迫力満点のレースを観て感動して、優勝した選手のファンになりました。それからオートレースが一気に楽しくなったんです。だから誰かのファンになることで競輪がもっと面白くなると思うので、是非とも推しメンを探して、現地で名前を呼んで応援してあげてほしいです!」

高木真備杯の注目選手は?

 最後に、冠として名前が入っている高木さんに、今回のレースで注目している選手を聞いた。 「若手の選手みんなに頑張ってほしいです。ただ優勝候補として注目しているのは、やはり昨年のグランプリで優勝した柳原選手ですね。実は私、昨年の5月に開催された『ガールズコレクション』の出場権を持っていたのですが、引退表明をしたことで出場しないことになりました。そこで補欠で繰り上がったのが柳原選手で、しかもその大会で優勝したんですよね。それもあってガールズグランプリに出場して、グランプリまで優勝するという結果となり、勝手に縁を感じています(笑)。女王が勝つのか、女王を破る若手が現れるのか注目しています!」  *  *  *  普段何気なく観戦している競輪も、よく見るとほとんどのレースが「〇〇杯」という冠レースとなっている。中継などで観戦しているファンからすると、どこの冠レースかどうか意識したことある人は少ないと思うが、現地に行ってみると協賛企業がアピールの場として活用しているケースもある。名輪会会員の冠レースとなれば、その元選手のファンならば、必ず現地に行きたくなるイベントが盛りだくさんだ。  なお、今回の高木真備杯では、現地で京王閣競輪場と高木さんのコラボグッズが販売予定となっている。興味のある元選手や企業の冠レースこそ、現地に行って観戦すれば、より一層競輪を楽しめるだろう。 取材・文/セールス森田
Web編集者兼ライター。フリーライター・動画編集者を経て、現在は日刊SPA!編集・インタビュー記事の執筆を中心に活動中。全国各地の取材に出向くフットワークの軽さがセールスポイント
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