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元競輪選手の冠レースが開催される理由。本人が語る注目選手も紹介

 ガールズケイリンの人気筆頭格として、1つの時代を牽引してきた高木真備さん。一昨年の末に開催された「オッズパーク杯 ガールズケイリングランプリ2021」で見事に優勝。年間賞金女王の称号を獲得し、「やり切った!」という気持ちで昨年5月に選手を引退。現在は保護犬・保護猫活動を行っている。  そんな高木真備さんに元ガールズケイリン選手としての、さまざまな裏話を聞いていく当連載企画。7回目となる今回は、3月3日から京王閣競輪場で開催される自身初の冠レース「高木真備杯」についての話を聞いた。

元ガールズ選手初の冠レース「高木真備杯」が開催

高木真備さん

元ガールズケイリン選手の高木真備さん

 3月3日から京王閣競輪場で「高木真備&JFN&スポニチ杯」が開催。そのなかで、6レース制となるガールズケイリンが「高木真備杯」として開催される。  冠レースとは、基本的に企業などがスポンサーとなり、協賛金を払って企業名や商品名が入ったレースを開催するもの。そういった企業協賛の冠レースとは別に、競輪選手のOB会組織のひとつである「日本名輪会」では、所属する元選手である会員の功績を讃えて、定期的に会員の名前が入った冠レースを開催している。高木さんは昨年の10月26日に名輪会に入会したことで、冠レースの話が進んでいったようだ。  まずは、自分の名前が入った冠レースが開催されることに対する心境を伺った。 「私がデビューしてから初勝利となったレースが、名輪会に所属されている吉井秀仁さんの冠カップでした。そのレースでの勝利が自信に繋がったことを、今でもハッキリと覚えています。今回の出場メンバーは若い選手が多いこともあるので、みんなの自信に繋がるような大会になってくれると嬉しいです」

冠レースではどんな催し事があるのか

 通常の冠レースの場合、例えば飲食店が協賛する場合は、場内にそのお店のキッチンかーが出るなどのイベントが行われるケースもある。元選手の冠レースとなると、どういったイベントがあるのだろうか。 「名輪会の方の冠レースの場合、その方のトークショーが開催されることが多いようです。今回私は2日目と3日目に現地に行くことになっています。2日目は同じホームバンクだった大先輩の後閑信一さんや、吉井秀仁さんとトークショーを行ったり、Youtubeの番組に出演する予定です」  また、3日目には自身の主催イベントも開催するとのこと。
高木真備さん

3月5日には自身の主催イベントである「わんにゃんフェスティバル」が開催される

「3日目には保護犬イベント『わんにゃんフェスティバル』が開催されます。前回はお子さんもたくさん来場してもらえたので、通常開催ではありますが、お祭りのような感じになってくれれば嬉しいです」
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高木真備杯の注目選手は?
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Web編集者兼ライター。フリーライター・動画編集者を経て、現在は日刊SPA!編集・インタビュー記事の執筆を中心に活動中。全国各地の取材に出向くフットワークの軽さがセールスポイント
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