仕事

ネガティブな理由で職場を去る人の心理とは?1万人のストレス研究でわかった「人が悩む根本理由」

組織で「大切にされている」と実感できているか

仕事 組織で働く人は、「自分は大切にされている」と実感することが有意味感を高めるうえで非常に重要です。人は、自分が大切にされていること、必要とされていることを実感すると、その思いに報いたい、貢献したいと思うものです。  ネガティブな理由で職場を去る人のほとんどは、「この仕事(職場)に意味を見出せなくなった」という類いのことを話しますが、その背景には「一生懸命尽くしたのに組織は自分を認めてくれなかった、大切にしてくれなかった」という気持ちがあります。  企業は、モチベーションやパフォーマンスが高い社員を望むのであれば、彼らに「有意味感」を感じてもらう必要があります。そのためには、雇用主や上司は「あなたの働きで助かっている」というメッセージを出す必要があるのです。 <TEXT/舟木彩乃(ストレスマネジメント専門家)>
ストレスマネジメント専門家。企業人事部や病院勤務(精神科・心療内科)などを経て、現在、株式会社メンタルシンクタンク(筑波大学発ベンチャー)副社長。カウンセラーとして約1万人の相談に対応し、中央官庁のメンタルヘルス対策や県庁の研修にも携わる。著書に『「なんとかなる」と思えるレッスン 首尾一貫感覚で心に余裕をつくる』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある
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過酷な環境でもなお「強い心」を保てた人たちに学ぶ 「首尾一貫感覚」で逆境に強い自分をつくる方法

約1万人の心の相談を受けてきた著者が伝える小手先でないストレスマネジメント

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