更新日:2023年06月30日 12:51
お金

「パチンコ軍団の打ち子」で稼いでいた元パチンコライター。“当時の収入”を暴露

打ち子をして後悔していること

パチンコ、スロット店 原野さんが打ち子・引き子をしていた時期は2017年ごろのこと。6年経った現在は、入場整理券に自分の顔が印刷される「カメラ付き抽選機」が増え、引き子対策が進んでいる。打ち子に関しても軍団を禁止する警告文を掲載しているパチンコ店が増え、だいぶ少なくなっていると思われるが、それでもまだSNSで打ち子を募集している軍団は多い。  現在は「趣味程度にパチンコを打っている」という原野さんは、6年経った今、軍団の打ち子をしていた自分に対して、どのように思っているのだろうか。 「実は打ち子をしていたとき、パチンコライター時代に先輩だった雑誌関係者の方とパチンコ店で遭遇してしまったことがあったんです。打ち子をしているという話をしたところ、そのときは特に何も言われませんでしたが、数日後に他の方から『パチンコ業界関係者だったのに打ち子をしていると噂になっているけど本当なの?』と連絡がきました。今思うとパチンコライターをさせてもらっていたのに軍団の打ち子をやるなんて、業界に対してなんとも不義理なことをしてしまったなと思っています……

人のカネで監視されながら打つのは苦痛である

 パチンコを集団で打つ行為自体は違法ではないが、一般客としてもパチンコ店としても迷惑に思っている人が多いのは事実。一部、店が繁盛しているようにみせる“客寄せパンダ”として利用するために黙認している店もあるようだが、店の外で金銭のやりとりなどを一般客に見られたらイメージが悪くなるだろう。  原野さんは最後に「パチンコ打つだけで稼げるなんて楽な仕事だ、と思って始めましたけど、人のカネで監視されながら打つのは苦痛でした……。行ってみて12時間打つ日もあれば、すぐ帰らされるときもあったりして、結局かなり辛かったですね。今どきバイトの時給も上がってきたので、時給1,000円で打ち子やるくらいだったら普通に働く方がいいと思います」と語った。 文/セールス森田
Web編集者兼ライター。フリーライター・動画編集者を経て、現在は日刊SPA!編集・インタビュー記事の執筆を中心に活動中。全国各地の取材に出向くフットワークの軽さがセールスポイント
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