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「1杯のコーヒーが、パンパンのビニール袋みたいな重さに感じる」指定難病“重症筋無力症”患者の苦悩

まだ適切な治療法は模索中

新型「生きづらい病」当事者の本音

現在は月1で点滴治療を行っているものの、そのために半休を取ることに後ろめたさがあるそう

 今年5月にようやく診断が下りたというが、まだ適切な治療法を模索している段階だ。

上司は「海外出張に行って」と言ってきて…

「職場には説明して基本は在宅勤務に。ただ、見た目にはわかりづらい症状なので理解されにくく、上司は『担当医の許可が出たら海外出張に行ってほしい』って言われたことも。  もっと症状が悪化したら、いつまで正社員でいられるか……。障害者雇用のように、指定難病の雇用にも同じような法律ができてほしい」  難病患者の将来を守る仕組みが早急に求められる。 重症筋無力症:神経と筋肉の継ぎ目にて、筋肉側の受容体が自己抗体により破壊される自己免疫疾患​​。主な症状に全身の筋力低下、易疲労性、眼瞼下垂、複視など。’18年の調査では患者数約3万人​​で、10年で2倍増に。声優の野下真歩が罹患を公表。 取材・文/週刊SPA!編集部
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