「トゲトゲに尖ったボールだった」浅川梨奈24歳、反抗期に怒り続けられて“丸くなる”まで
2014年に長編映画デビュー後、近年までさまざまな作品に出演してきている浅川梨奈さん(24歳)。
――ハキハキと元気な印象の浅川さんですが、小さな頃でも結構ですけれど、コンプレックスに感じていたことなどはありますか?
浅川梨奈(以下、浅川):基本的にコンプレックスの塊でした。たとえば人の話を聞けないとか。何か言われても全然飲み込めないとか。簡単に言ってしまうと反抗期だったんですけど。それが二十歳を過ぎたあたりから、だんだん言われたことの意味や、人の意見を理解できるようになりました。それまでは、言われても分からないから「いいや」となっていたんです。コンプレックスに感じるべきところだったのに、当時はそう考えすらしなくて。
――早くから大人に囲まれていたことで反発したんでしょうか。
浅川:同世代の友達がほとんどいなかったし、同級生とも話が合いませんでした。今は同級生とも話せるようになったし、同世代の子たちとの関わり方も変わりました。私も丸くなったなと(笑)。すごく尖っていたんです。トゲトゲのボールでした。
――経験や年齢を重ねたことで、自然と丸いボールになったんですか?
浅川:年齢もあると思いますけど、一番はマネージャーさんがめちゃくちゃ怒り続けてくれたことが大きいです。当時はなんで怒られているのか、ほんと分からなかったんですけど、今振り返ると、当然だなと思うし、私の反抗期をよく見放さずにいてくれたなと感謝しかないです。人を怒るって、めっちゃ労力ですよね(笑)。もちろん今でも怒られますけど、昔は「はあ?」となっていたことも、今では「なるほど」と思うようになってきたので、本当に成長させていただいているなと実感しています。
思春期を大人たちに囲まれて過ごした浅川さんは、昔は「すごく尖った、トゲトゲのボールのようだった」と言います。でも二十歳を過ぎた頃から、丸いボールになったとか。導いてくれたのは、身近な存在でした。
そんな浅川さんは、現在、「Aぇ! group」の小島健さんとダブル主演を務めるドラマ「帰ってきたらいっぱいして。」で、同棲ラブストーリーを繰り広げています。話を聞くうち、ほぼ自炊だという浅川さんのしっかり者の素顔が。自分とは正反対だと語るTL(ティーンズラブ)漫画家を演じた感想も聞きました。
人の話を聞けない子ども
トゲトゲに尖ったボールだった
ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi
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ドラマDiVE「帰ってきたらいっぱいして。」は読売テレビにて毎週木曜日深夜0:54~放送中、TVer最新話配信中、FOD独占配信中
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〆切:2023年11月22日
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