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“銀歯”も買い取るブックオフに聞いた「意外な買い取り商品」5選

意外な買い取りアイテムは「昭和レトロ」

ブックオフ

「昭和レトロがキーワードになる」と堀内氏

 現在、ブックオフではさまざまなジャンルが買い取り対象となっているが、冒頭で触れた金歯や銀歯のように意外な買い取りアイテムはほかにもあるのだろうか。堀内氏は「昭和レトロ」がキーワードになると語る。ここで、意外な5選を紹介していこう。 ①レトロゲーム 欧米ではカートリッジ型のゲームをプレイする文化が今でもあるため、初代ファミコンやスーパーファミコン、ゲームボーイ、セガサターン、NINTENDO64といったゲームは、インバウンド需要が高い商品になっているという。 ②レコード シティポップの流行からアナログレコードの人気もにわかに高まっており、身内が大量に保管していたレコードを一式買い取りに出すお客様もいるそうだ。 ③こけし 日本民芸のお土産品はインバウンド需要が高く、こけし以外にもひな人形や五月人形なども買い取りの対象となっている。 ④ピンバッジ スポーツチームやキャラクターもののピンバッジはコレクティブ要素が高く、買い取り品として取り扱っている。他のコレクティブ系商品ではビックリマンチョコやZIPPOライター、ジャパニーズウイスキーなどがあるという。 ⑤使用感のあるブランド品 質屋では買取できないブランドもののバッグや財布も、ブックオフでは傷や汚れがあるものでも買取しているという。特に財布は、高校生でも手の届く価格帯で販売しており、中古のブランド品であっても手に入れたい高校生が購入していくとか。

海外で人気が高まるサブカル系アイテム

ブックオフ

アメリカのニューヨークに構える「BOOKOFF New York」

 さらに、海外におけるリユース市場のトレンドとしては、一時期のブランドバッグ系の流行から、フィギュアやトレカ、ホビー、アニメなどのサブカルチャーが注目されているとのこと。 「海外展開については2つの軸があります。まず、アメリカ市場ではポケカをはじめとしたトレーディングカード、ドラゴンボールやワンピース、初音ミクやセーラームーンなどフィギュアやアニメ関連グッズの人気が高く、アメリカ国内に100店舗を出店する計画を立てています。そして、もうひとつがアジア市場です。  現在はマレーシアとカザフスタンに店舗を構えていますが、基本的には日本国内で売り切れなかった洋服や服飾雑貨などを現地で販売しています。特にアジア圏では『ユーズド・イン・ジャパン』(日本発の中古品)の人気が高く、アジア地域においても将来的には100店舗を見込んでいます」 「こんなものまで買取できる」という意外な掘り出し物は、ひょっとすると部屋の中に埋もれているかもしれない。不用品として処分する前に、一度リユースショップに持っていくといいのではないだろうか。 <取材・文・撮影(人物)/古田島大介>
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている
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