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“ヤンキーギャル”の姉妹が旧車好きになった納得のワケ「両親には心から本当に感謝」

 こんにちは。伝説のレディース暴走族雑誌『ティーンズロード』3代目編集長をやっていた倉科典仁と申します。ティーンズロードは1989年に創刊され、90年代には社会現象に。現在は廃刊となっておりますが、そんな本誌に10年以上携わっていました。

幼少期、旧車好きの両親に連れられてイベントに参加

モモカ&リリカ

旧車好きのギャル姉妹「モモカ&リリカ」

 この連載では以前、族車(旧車)が大好きで旧車會の活動にも参加している「ギャル」の「旧車乗り」である、モモカ&リリカ姉妹を紹介しました。 【参考記事】⇒“ヤンキーギャル”の姉妹は「両親の影響を受けた」“旧車會”に若い女性が増加中  今、SNSで大バズリしているわけですが、実はあまりの人気に弊社(大洋図書)から11月27日に発売予定の旧車會ムック本『旧車會★天国』で表紙になることが決定したのです。前回は、そんなモモカ&リリカ姉妹をはじめとするヤンキー×ギャルのハイブリッドな旧車ガールが増加中というお話をざっくりとしたのですが、今回は彼女たちがそこまで族車(旧車)にこだわる理由をもう少し深く掘り下げてみましょう。そもそもご両親が根っからの旧車好き(ティーンズロードを読んでいた世代)で、彼女たちがまだ小さい頃から旧車イベントなどに連れて行っていたそうです。

「族車大好きギャルですけど何か?」

リリカ

妹のリリカ

「私が小学生の頃、お父さんに連れられて初めて旧車のイベントに行ったんです。ものすごい数の旧車が集まっていて、圧巻だったのを覚えています。バイクの音もうるさいとはあまり思わず、むしろ“かっこいい~!”って感じでした。  まわりにいるおじさんたちもコワモテな人が多かったけど、みんないい人ばかりでとても楽しかったんです。それからは毎回、お母さんにお弁当を作ってもらってイベントに行くのが楽しみになったんです」(モモカ)  確かに、旧車會のイベントに来る方たちはモモカちゃんの言うようにコワモテが多いのですが、インタビューしてみると、とても人当たりがよくて、とにかく旧車が好きというのが滲み出てくるような方ばかりです。彼女の言っていることがわかるような気がします。  続けて、現役の女子高生でもある妹のリリカちゃんにも聞いてみると、 「私の場合は中学生の頃、旧車會のツーリングにお父さんのバイクの後ろに乗せてもらって参加したんです。その時とても楽しくて、すぐに昭和のバイクが好きになりました。そこから“免許を取ったら絶対旧車に乗るんだ!”と心に決めていたんです(笑)」(リリカ)  姉妹では、どちらかというと妹のリリカちゃんの方がアクティブ派らしく、とにかく“単車に乗りたい”とずっと思っていたようです。ただ、そうは言っても現役高校生なので、旧車大好きという彼女をクラスメイトはどう思っているのでしょうか? 「クラスに1人だけ旧車が好きな女の子がいるんですが、その子とは旧車の話で盛り上がったりしていますが、他の子はあんまりピンときていないみたいですね……。たぶん旧車に乗る意味がわかんないという子が多いと思いますよ。特に何も言ってこないですけどね。別に人それぞれなんで良いと思うし、私的には“旧車好きで乗ってますけど何か?”みたいな感じですかね(笑)」(同上)
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「最初はあんまり乗り気じゃなかったけど…」
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伝説のレディース暴走族雑誌『ティーンズロード』をはじめ、改造車だけを扱うクルマ雑誌『VIP club』や特攻服カタログ『BAMBO』、渋谷系ファッション雑誌『MEN’S KNUCKLE』など、数々の不良系雑誌の編集長を務めて社会現象を起こす。現在は、大洋図書発行の実話誌『実話ナックルズ』のYouTubeチャンネル「ナックルズTV」や、ギャル男雑誌『men’s egg』をWebで復活させたYouTubeチャンネル「men’s egg 公式」のプロデューサーとして活躍中。

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旧車會★天国

令和の「バリバリ!」族車マガジン! 全国の有名旧車會、超絶カスタム写真を詰め込んだヤンキー魂あふれる一冊!YouTubeチャンネル「ナックルズTV」で動画配信をしている旧車イベントやチーム、その他全国の有名バイクなど数百台をまとめた豪華カタログ本

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