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ユニクロの冬ボーナス、38歳で“160万円”の人も…有名企業8社の社員が明かす賞与額

<有名企業の賞与事情 アップした人>

●ヤマト運輸(46歳・男性・ドライバー) 昨冬のボーナス66万円⇒今冬のボーナス67万円 ヤマト運輸を保有するヤマトHDは、今期業績予想を下方修正。宅配便の需要減少のほか、国際輸送関連の売り上げ減少も響いた格好だ。一方で「物流2024年問題」を見据え、日本郵便と提携。専用貨物機の運航も開始する ●キヤノン(32歳・男性・事務) 昨冬のボーナス80万円⇒今冬のボーナス85万円 ミラーレスカメラや監視カメラの販売が堅調なうえ、為替円安の影響も大きく、2023年7~9月期の売上高は16年ぶりの1兆円超え。ただし中国経済の停滞や商品不足の解消により低価格競争が始まりつつあり、予断を許さない状況 ●ノバルティスファーマ(46歳・男性・MR) 昨冬のボーナス80万円⇒今冬のボーナス100万円 売上高、コア営業利益が2桁成長し、2023年通期業績予想をさらに上方修正。第3四半期の好業績の要因は、画期的な薬効を持つ複数の新薬開発で、第3相臨床試験において肯定的なデータを得たこと。中期的な成長に自信を見せる ●三井住友銀行(37歳・男性・財務) 昨冬のボーナス90万円⇒今冬のボーナス100万円 三井住友銀行が主力を担う三井住友フィナンシャルグループの’24年3月通期の連結純利益見通しは過去最高益。為替は1ドル=130円を想定し、米貨車リース事業売却のマイナス要因があるものの、引き続き業務純益の伸びを見込む ●ソフトバンク(35歳・男性・法人営業) 昨冬のボーナス77万円⇒今冬のボーナス80万円 24年3月期の営業利益は前期比26%減の7800億円の予想。前年度にPayPayを子会社化し、一時的に利益が膨らんだものの、主軸のコンシューマ事業で競争激化によるスマホ料金値下げが響き、新たな収益基盤が求められる ●ファーストリテイリング(38歳・男性・マーケティング) 昨冬のボーナス90万円⇒今冬のボーナス160万円 アジアでの人気が高かったユニクロが欧米でもブランド力を向上。国内ではインバウンド需要と円安の好影響を受け、初の売上高3兆円も見通す。今年は初任給30万円を打ち出すなど、世界企業に負けない優秀な人材の獲得にも邁進

<有名企業の賞与事情 アップしなかった人>

●LIXIL(45歳・男性・営業) 昨冬のボーナス60万円⇒今冬のボーナス60万円 ボーナス面では現状維持となったが、上期最終利益は前年比86.8%減。稼ぎ頭だった欧州では生活費上昇が続くなか、需要が後退。コスト高の煽りも受ける格好に。今後の回復についても「よくなる理由はない」と説明している ●トヨタ自動車(43歳・男性・一般職) 昨冬のボーナス95万円⇒今冬のボーナス93万円 ’24年3月期の連結業績予想を過去最高益の3兆円から4兆5000億円に引き上げた。このうち1兆1800億円は円安の恩恵。資材高騰が収まりつつあり、半導体不足緩和による新車の生産回復なども営業増益に寄与した ※額はあくまで個人の実例です。 取材・文/週刊SPA!編集部 アンケート協力/パイルアップ
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