荷物置き去り、大浴場で撮影…ホテルが嘆く“迷惑な外国人”の驚くべき行動――2023年大反響トップ10
2023年、反響の大きかった記事からジャンル別にトップ10を発表。社会問題から1年を振り返る「ニュース」部門、第10位の記事はこちら!(集計期間は2023年1月~10月まで。初公開2023年7月18日 記事は取材時の状況。ご注意ください)
* * *
日本政府観光局によると‘23年5月の訪日外客数は189万8900人と’19年比68.5%の回復を見せた。そんななか、早くも観光客の迷惑行為が全国で報告されている。その実態を追った。
海外からの宿泊客が多い、東京・お台場の某ホテル従業員に聞くと、最も多いトラブルは「騒音」問題。
「メディアは中国人や韓国人のマナー違反を書き立てていますが、当ホテルではアジア系の方のほうがマナーが良いです。それよりも欧米系観光客のほうがひどい。夜中に爆音で音楽をかけて騒いでます」
また、チェックイン後の部屋がメチャクチャというケースも多く浴槽を吐瀉物まみれにしていった客もいたとか。
「チェックアウト後に粉まみれの小さいパケを部屋に残していったアメリカ人の男女三人組もいました。大麻のような植物片もありました。警察に言うとややこしいので、上司との判断でこっそり処分しましたが……」(同)
一部の観光客のせいで特定の国籍が出禁になった事例も。九州の温泉宿の経営者は、次のように話す。
「うちの地域では外国人観光客に対する依存度はものすごく高まっている。特に地理柄、ほとんどが北東アジア系。宿などは8割以上、観光地なら6割近くが外国人向けになっている。それに伴い値段も高騰化していて、今は2万円以下で泊まれるような場所はほとんどないし、6〜7万円だった高級宿も平気で10万円近くになっています。
だから観光客はありがたい存在でもあるのですが、彼らは酒が入ってテンションが上がると大声で騒ぐ。それを注意したウチの温泉の常連さんと揉め事になったことも。狭い街だから噂が広まり『◯◯人お断り』という張り紙が増えました」
ホテルの備品を持ち去る例も有名だが、「室内にあるドライヤーやズボンプレッサーなどの使い方がわからず、壊していく。なぜフロントに聞かないのか」(北関東のホテル)。逆に、「コロナ後、南アジア某国の客が激増したのですが彼らは、事あるごとにフロントに電話してくる。特に夜に活発化するので、夜は誰もシフトに入りたがらない」(成田空港ホテル)とも。
日本ならではの畑仕事などができる体験型宿泊施設も人気を集めているが、北関東の某宿でも被害が続出中。
「大浴場にスマホやGoProを持ち込んで撮影を始めてしまう。近隣にある温泉施設でもそうなので、地元民は顔をしかめていますよ」
チェックイン後の部屋がめちゃくちゃ。吐瀉物も……
備品を壊し、温泉で無断撮影
1
2
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ