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大谷の愛犬「コイケル」知名度急上昇で「保護犬団体が頭を抱えるワケ」。飼い主が迷惑行為を受けるケースも

なぜコイケルを迎えることにしたのか

コイケル

Aさん宅で一緒に暮らしているコーイケルホンディエ 
写真/セールス森田(以下同)

 数多くの犬種がいるなか、希少な犬種であるコイケルを飼うことにしたAさん一家。2年待ちのなか、なぜコイケルを選んだのだろうか。 「主人はボーダーコリー、子供はチワワ、私は柴犬がいいんじゃないかと、最初はそれぞれが異なるタイプの犬種を欲しがったんです。うちのライフスタイルに合う犬はどの犬なのか、10年20年と一緒に過ごしていくうえでのメリットデメリットなどを話し合った結果、コイケルがピッタリなのではないかという結論に至りました」  またAさんは、「飼う前に、生まれてくる子の母犬やおばあちゃん犬にも会いに行きました。犬種の特性だけでなく、実際に生まれてくる子との相性を考えることも必要だと思います」と続けた。

コイケルを飼う大変さ

 そして満を持してコイケルを迎えたAさん一家。実際に飼っているからこそわかる、コイケルの特徴を聞いてみた。 「ひとことでコイケルと言っても個体差もありますので、あくまでうちのコの場合ですが……。まずは吠え声が意外に大きいです。そして家族以外にはなかなか懐かなかったり、甘えん坊でお留守番が苦手な面もあります。コイケルオーナーの方が『柴犬とボーダーコリーを合わせたような犬』とおっしゃていて、まさにそれだなと思いました」  また、コイケルはスポーツドッグのため、他の犬と比べて運動量を多くしなければならないという。 「散歩は1日2時間は絶対です。週に3回くらいは貸し切りのドッグランに行ったり、河川敷などの広いところでロングリードで遊ばせています。適切な運動量を与えないと、破壊行動や自傷行為に走ったりすることもあるので、注意が必要です。これだけ大変な犬種なので、デコピンくんにも優秀なドッグトレーナーがついていると思います」
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「大谷の犬」ゆえに迷惑行為を受けたことも…
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Web編集者兼ライター。フリーライター・動画編集者を経て、現在は日刊SPA!編集・インタビュー記事の執筆を中心に活動中。全国各地の取材に出向くフットワークの軽さがセールスポイント
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