東京の絶景を眺めながら味わう、至高の“おもてなし”サウナ!【ミスSPA!2022 中村みずき/ベストサウナVol.14】
週刊SPA!主催の新人発掘オーディションを勝ち抜いた「ミスSPA!2022」たちによる、連載「ベストサウナ」。第14回は『庵スパTOKYO』(ヒルトン東京お台場)をレポートする。
●今回のサウナー・ミスSPA!2022 中村みずきちゃん
富山県生まれ。最近はオフでサウナに行けていないとのこと。公式X(@13mizuki_5)
朝夕ひときわ冷え込むようになり、ますますサウナが恋しくなる季節がやってきた。バチバチの高温サウナにキンキンの水風呂と外気浴……これらのスタイルは日本独自に進化したサウナ文化だ。欧米でサウナというと、スパ(療養温泉)のイチ設備というのが主流。
東京・お台場の「ヒルトン東京お台場」は外資系ブランドということもあり、そんな欧米式のスパサウナを男女共用で楽しむことができる。アクアゾーン、ジム、トリートメントスペースで構成された同ホテル内アクティビティの「庵スパTOKYO」は、’15年から、この場所で総合的なリラクゼーションを提供してきた。
アクアゾーンは3面がガラス張りになった明るく開放的な空間で、中央に楕円形の大きなプール、そしてプールサイドに、ドライとミストの2種類のサウナ室を備えている。
サウナーが最も気になるであろうドライサウナは、遠赤外線を熱源としたボナサーム(格納式)で、背中と足元からじんわりと温めてくれる。サウナ室は80℃ほどとかなりマイルドだが、大きな窓から望むパノラマの景色が素晴らしく、ボ~ッと都会の絶景を眺めながら、20~30分ほどの時間をかけて体を温めるのがおすすめだ。水風呂代わりにプールを利用するのもいいが、軽く水シャワーを浴びてデッキチェアに寝転ぶだけでも、普段とは違った心地よさが体に押し寄せてくる。
外気浴には、屋外ジェットバスがおすすめだ。外の気温によって変動はありそうだが、最近注目を集めている不感温浴(体温に近い温度のぬるま湯)のように、いつまでも心地よく浸かっていられる。ちょっとしたインフィニティジャグジーになっているので、ここからの景色も圧巻。湾岸を望める日中もいいが、レインボーブリッジや東京タワーがライトアップされる、夕方から日没にかけての時間帯はまさに絶景で、友人やカップルと満喫するにはうってつけだろう。季節や時間帯によって、異なる景観を楽しめるのも、この施設の魅力だ。
近年は、ハードセッティングなサウナ特化型施設が人気だが、このゆったりとしたリラクゼーション体験は、むしろ刺激的で新鮮に映る。新しいととのいトビラが開けたような気がした。
<取材・文/森野広明 撮影/三橋直人>
東京の絶景を眺めながら味わう、至高の“おもてなし”サウナ!
高級ホテルの超癒やし空間
<取材・文/森野広明 撮影/三橋直人>
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