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「面接官の間違いを訂正しただけだ!」転職面接で“キレて”しまうシニアの特徴

人生100年時代。「人生最後の職場を探そう」と、シニア転職に挑む50、60代が増えている。しかし、支援の現場ではシニア転職の成功事例だけでなく、失敗事例も目にする。シニア専門転職支援会社「シニアジョブ」代表の中島康恵氏が、今回は面接でついキレてしまうシニアの特徴を解説する。
シニアジョブ

シニアジョブ代表の中島氏

転職面接で“キレて”しまうシニアたち

年齢を重ねると脳や身体の機能低下でキレやすくなるのは仕方のないことだ。さすがに多くはないが、転職の面接でキレてしまうシニアも一定数いる。誰しもちょっとしたことでキレてしまう可能性があるだけに、どんな人がどんな場面でキレてしまうのか、現場の実情と対策を紹介する。 少子高齢化が進み、全人口の中でも労働人口の中でもシニアの占める割合が高まる中、多くの方はシニアにどんなイメージを持っているだろうか。 「頑固」「保守的」「キレる」「上から目線」「時代に適応できていない」など、特に若い世代の視点ではネガティブな声も少なくない。40〜50代、場合によっては30代までも若い世代を抑圧する「ソフト老害」が最近話題になったが、シニアによる時代への不適応や迷惑は「老害」としてネガティブに捉えられる。 今回はその中でも「キレる」傾向について考えたい。キレるとは、怒りの感情を大きく爆発させることをいうが、シニア、中でも男性は、感情的になりやすい、イライラしやすい、激しい言動を取りやすいといわれる。もちろん認知症などの疾病によるものや、脳や身体の機能低下にともなってキレやすいというだけで、誰もが年々キレやすくなるということではないだろう。それぞれが置かれた状況や元の性格の違いもある。 なので職場や採用の現場で「シニアだからキレやすそう」と決めつけるのはよくないが、例えば、就職活動をしているシニア自身は、不用意に感情的にならないように一呼吸置いて冷静さを心がけたい。シニアの転職支援をしていると、ものすごく多いわけではないが、キレてしまって不利になるシニアを目にするからだ。

本人はキレたつもりがないのに……

当然だが、採用選考の面接の場でキレた場合、内定獲得は難しい。 シニア本人は「キレた」という認識でなく、「ちょっとムッとしただけ」「面接官が間違った箇所を訂正しただけ」「条件の交渉やすり合わせをしただけ」というつもりのことも多い。しかし、「キレやすそう」というイメージが定着していることもあって、ちょっとした強い言い回しやムッとした表情でも「今キレた?」と受け取られかねないので注意が必要だ。 実際にどんなシニアが面接でキレてしまうのか、その特徴はあとで詳しく解説するとして、「さすがに面接でキレるわけないでしょ?」という方に、面接の前段階で、人材紹介・エージェントにキレたら不利になるのか、解説しよう。 私たちはシニア専門の人材紹介サービスを提供しているが、キレる、乱暴な言葉を使う、不機嫌な応対をするという求職者の方は一定数いる。もちろん、求職者の方が多少キレたからといって、紹介会社がそうした方をぞんざいに扱ったり、それだけで仕事の斡旋を止めたりすることはない。 ただし、紹介会社は、求職者にも条件に合った求人企業を紹介する一方、求人企業にも条件に合った求職者を紹介する責任があるので、キレ具合が過剰だったり、または繰り返す求職者については、当然ながら企業に勧められなくなる。また、派遣会社の場合は雇用して派遣するので、求職者が目の前でキレた場合、一発不採用となっても不思議ではない。
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キレていると思われてしまう人の特徴4選
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