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インバウンド客で賑わう新宿ゴールデン街。バー店員が「半年で英語を話せるようになった」納得の理由

日本にリスペクトを持ったインバウンド客

英語のメニュー

英語のメニューも用意。梅酒や日本酒が人気

 近年、インバウンド客の増加によるマナー違反やトラブルが多発しているという報道も絶えないが、そのような被害を受けたことは「一度もない」という。 「ゴールデン街に来る海外の方って、若い人が多くて。若い人ほど日本のマンガやアニメに大きな影響を受けているので、とてもリスペクトをもって日本人に接してくれている気がしますね。常連さんと海外の方が、日本作品の話で盛り上がっている光景はよく見ます」  常連客をはじめ、日本人客もゴールデン街での異文化交流を楽しんでいる。 「みなさん積極的にコミュニケーションを試みていますね。飲食店や観光地の画像を見せながら『ここは行った方がいい』って熱弁しています。お酒が入っているので、良い意味で気が大きくなるのかもしれません(笑)。  お店でも日本地図や世界地図を用意していて、会話が盛り上がるような工夫をしていますよ。せっかく旅行に来てくれたなら日本を楽しんでほしいという気持ちは、日本人みな一緒だと思います」  思わぬ“化学反応”が起きているゴールデン街。一杯飲むついでに、英語を学びに行ってみるというのもアリかもしれない。 <取材・文/日刊SPA!編集部>
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