迷子を保護したらキレられた…母親からの“不審者扱い”に「見て見ぬフリした方がよかった」
幼い子供は好奇心旺盛。外出先で目を離した一瞬の隙にどこかへ行ってしまい、あたりを探し回ったなんて経験は親なら一度はあるはず。事実、ショッピングモールなどの大型商業施設では毎日のように迷子の子供が保護されている。
今から数か月前のとある週末、団体職員の西野丈信さん(仮名・27歳)は、買い物のために地元のショッピングモールを訪れた。屋外駐車場に車を停め、建物に向かって歩いていると、入り口付近で4~5歳の小さな男の子が泣いていたとか。ただし、ちょうど大学生くらいの4人組の男女が「お母さんは?」などと声をかけ、保護したところだったという。
「昼過ぎの時間帯だったのですが、そこはメインの入口ではなかったので人通りは少なく、このまま通り過ぎるのもアレだなと思い、『迷子ですか?』と声をかけました。
グループの1人が『そうみたいです。ただ、近くに家族が見当たらないので、店内から出てきちゃったのかもしれません』と話していました。実際、状況からその可能性がいちばん高いだろうと思いました」
しばらくすると男の子が泣き止んだので名前を聞き、グループの女性メンバーが「どっちから来たの?」と尋ねると、指を差したのは入口の自動ドア。すると、最初に西野さんと話をしたグループの男性が「俺、店員さんを呼んできます!」と1人で店の中へと入ってしまった。
「本当は男の子を連れてモール内のインフォメーションセンターに連れて行けば二度手間にならずによかったのですが、それを提案する前に行っちゃったので(苦笑)。他人のためにすぐ動けるその行動力は立派だと思いますけどね」
ただし、この状況では男性が戻ってくるまでは動くべきではなく、その場で待つ事に。男の子の相手はグループの女性2人が務めていたが、急に子供の名前を大声で呼ぶ声が。
30代半ばほどの女性が駆け寄って男の子を抱きしめたが、彼女はお礼の言葉を述べるどころか「いったいウチの子に何の用ですか!」と敵意むき出しの態度。グループの女性の1人が事情を説明するも母親は納得した表情ではなかったそうだ。
迷子を発見。店員を呼ぶ事態に
母親が大学生に予想外の一言
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
記事一覧へ
記事一覧へ
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ