更新日:2019年03月03日 16:48
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三田佳子と次男・高橋祐也にみる「子離れできない親」の問題点

 女優の三田佳子(77)の次男で去年9月、覚せい剤取締法違反で4度目の逮捕となり、懲役2年6ヶ月、保護観察付き執行猶予5年の判決を受けた高橋祐也(39)。更生できるか否かが注目されている中、沖縄の更生施設を出て、三田の住むタワーマンションで暮らしていると、女性セブンによって報じられた(本人は『割と私は仕事探して一生懸命やっているよ』としている)。  高橋のTwitterでは、「離婚協議のために東京にいただけ」として、2月21日には沖縄に戻ったようだ。だが、21日のTwitterで突然、再婚宣言をしたり、まだ親の金をあてにしているらしい高橋。三田佳子に対しても、同情する声と同時に、「いまだに息子を甘やかしているのか…」という声もあがっている。

“不全感”を持つ母親

 前出の三田佳子だけでなく、2016年に強姦致傷容疑で逮捕(不起訴処分)された高畑裕太(25)と、母である高畑淳子(64)、また、金銭トラブルで世間を騒がしている小室圭さん親子などの関係性は、傍から見て「子離れができていない」と感じてしまうのではないだろうか。  一般に、子離れできない母親たちにはどのような特徴があるのだろうか(もちろん、父親が子離れできないケースもあるだろうが、今回は実例が母親なので母親について話を聞いた)。  精神科医の春日武彦氏は、「不全感」がキーワードだと話す。 「端的に申せば、『笑顔でいても内心、自己肯定ができない母』です。言い換えれば、『自信と傲慢さ、そして不全感、ときには罪悪感をも併せ持った母』と言えるでしょう」  女優として地位を確立した立場でも「自己肯定できないものなのか」と思うが、春日氏は次のように解説する。
女優

写真はイメージです(以下同じ)

「たとえば有名女優の場合、彼女たちは虚像としての自分を優先させて生きてきた。それはちっとも悪いことじゃないと思いますが、その分、家庭や子育てをないがしろにしてきたという『うしろめたさ』や『罪悪感』がある。完璧な自分でないといった意味で、『不全感』と言い直してもいいでしょう。  そのように不全感を持った母は、それを帳消しにする道具として、しばしば無意識に我が子を利用します。それは手近で便利なうえに、『子への愛』という謳い文句で自分をごまかすこともできるからです」  そして、これは芸能人ではない小室圭さんの母親にも該当するという。 「彼女はなりふり構わぬそのたくましい生き方において自負はあるのでしょうが、『上品さ』とか、『育ちの良さ』といった点で大いに不全感を自覚しているはずです。それが皇室に固執する理由とも考えられますね」
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子が自立しては困る
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