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「卒業アルバムに我が子が少ない!」ブチ切れた保護者が“驚きの要求”…経緯を聞いてドン引き

 理不尽な言動でサービス提供者を苦しめるカスタマーハラスメント(カスハラ)という言葉を聞いて思い浮かぶのは、コンビニや飲食店などの接客業かもしれない。けれど、接客業界以外でも、理不尽なクレームや無理難題の押しつけなどは少なくないようだ
保育士

※写真はイメージです。

保育園で卒業アルバムを制作

 子どもが通う保育園に少しでも貢献したいと思っていた井浦素子(仮名・30代後半)さんは、子どもが卒園する年にママ友と保護者役員に立候補。同じように役員になった保護者たちと協力しながら役割を全うしていた。 「役員は、いい人たちばかり。それに役員ではなくても、何かあるたびに手伝ってくれる保護者も多く、穏やかな時間が流れていきました。そのため、保護者役員が先生たちをサポートしながらの卒業アルバム制作も楽しく終わるものだと思っていたのです」  保育園の先生や素子さんたち保護者役員が担当するのは、印刷会社にお願いするまでの過程。アルバムに使う写真やデコレーション素材を選んだり、配置する場所を決めたりする。これが意外と大変な作業。

「子どもの数が均等ではない」

団体写真以外にも必ず全員が1枚以上は映っているか、正面を向いている写真があるかなどを名簿と照らし合わせて何重にもチェックし、仕上げていきます。先生を中心に、役員がサポート。もう少しで完成というところまできていたある日のことです」  去年の卒業アルバムをサンプルとして見た保護者のひとりから保育園に電話があり、「アルバムって、同料金ですよね?」と尋ねてきたのだとか。先生が「おっしゃるとおり、同料金です」と答えると、相手は一気に不機嫌モードへ突入。 「そして、『去年の卒業アルバムを見ていると、思い出を紹介するページに映る子どもの数が均等ではない』と言ったといいます。どういう意味かわからず先生が尋ねると、『子どもによって写っている枚数が違うのに、同料金はおかしいのでは?』と言いはじめたのだとか」
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困り果てて保護者役員に相談
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ワクワクを求めて全国徘徊中。幽霊と宇宙人の存在に怯えながらも、都市伝説には興味津々。さまざまな分野を取材したいと考え、常にネタを探し続けるフリーライター。Twitter:@natukawanatumi5
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