東京大学が学費値上げを発表。「ますます富裕層しかいなくなってしまう」現役東大生の本音とは
―[貧困東大生・布施川天馬]―
2024年9月10日の夕方、全東大生へ東京大学本部から一通のお知らせが届きました。タイトルは「授業料改定案及び学生支援の拡充案の公表にあたって」。
今年の春から世間を騒がせた「東大学費値上げ問題」ですが、当局は多くの学生が学内から離れる夏休み期間中のゲリラ告知を選びました。従来の53万5800円から2割値上げして、64万2960円になる見込み。
形だけとはいえ総長対話も行われ、「東大は学生の声を聴く姿勢を形式的ながらも持っている」と思った矢先の出来事でした。夏休み期間中、事前告知なしでいきなり発表するやり方からは、「学生を切り捨てた」と見られても仕方ないでしょう。
学費値上げの瞬間を生きる現役東大生たちの本音をお伝えします。
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学費値上げは地方創成につながる?
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1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa)
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