更新日:2024年09月25日 12:30
お金

48歳元パチプロの「その後の人生」。借金200万円をパチンコで返そうとした結果は…

パチプロをやめて働くことに…

パチンコ とにかく回る“勝てる台”を失い、その後は「千円22回の台でも回らないと感じるようになっていきました」という岡本さん。そんなときに知り合いの広告制作会社から声が掛かったことをきっかけに、パチプロをやめて働くことに。そこからは仕事に没頭する毎日を送り、肝心の借金もその後1年で完済に成功したという。 「仕事を始めてからの2年間は、ほとんどパチンコ・パチスロは打ってないんですよ。仕事が本当に忙しくて、打つ時間よりもストレス発散で飲みに行ったりする時間が増えました。また打つようになったのは東北の震災の後くらいですね。でも、最近はとんとご無沙汰です。もう、スマパチとか、スマスロとかよくわかんないし、出玉も減って“怖くて打てない”なぁって。今は完全に5スロ、1パチの人ですね。それも月に1回打つくらいです」

もっとまったり打てる台が出てほしい

 なお、岡本さんは現在、とある出版社で働いているという。そんな彼に今のパチンコ業界はどう映るのだろうか。 「パチンコ・パチスロの歴史は規制の歴史って言われるくらいの業界ですが、ここ数年の締め付けは異常としか思えないですね。これじゃあ新しいファンの獲得も難しいでしょう。昔と違って娯楽が多様化している昨今、これから這い上がるのはなかなか厳しいんじゃないでしょうか。私としては、昔の現金時短機のような1/200くらいで大当たり出玉は2000〜2200個、大当り後は時短が100回くらいついてくるような台をのんびり打ちたいんですけどね……」
次のページ
パチプロが愛した一台
1
2
3
4
グルメ、カルチャー、ギャンブルまで、面白いと思ったらとことん突っ走って取材するフットワークの軽さが売り。業界紙、週刊誌を経て、気がつけば今に至る40代ライター

記事一覧へ
おすすめ記事