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年100軒ペースで増加「コンビニ化する精神科」の闇。医師が告発するヤバいクリニックとは

 精神科クリニックが爆発的に増え、昔よりも気兼ねなく受診できるようになった。半面、異様なペースで乱立する様子はまるでコンビニエンスストアのようである。患者にとってのメリットは? 関係者の声を聞いた。

どこにでもあるが質は微妙なクリニックが急増!

[コンビニ化する精神科]の闇

精神科関連医療施設数の推移の折れ線グラフ

 ここ数年、メンタルクリニックの数が急増している。厚生労働省の統計では年間100軒の勢いで増加。その背景には、精神障害者が’11年の約320万人から’23年に約615万人と、ほぼ倍増している状況もある。  需要と病院数が比例するのは当然であるが、まるで「コンビニ」のように短期間で分院をいくつも開院するクリニックが次々と登場しているという。  それにより良い病院が増えるならいいが、「患者の話を聞くのはほんの数分」「患者に望まれたとおりの薬や診断書を発行する」といった、従来から指摘されていた質の低い医療が深刻化しているのだ。