更新日:2024年12月27日 17:04
ライフ

カナダの田舎で“マリファナ姉さん”と呼ばれる日本人女性を直撃。月に40gを摂取「人に感謝する機会が増えました」

マリファナは奇麗なものをもっと美化してくれる

チョコレートブラウニー

マリファナ入りのチョコレートブラウニー。一度に食べる量は切り分けた左側だけ

そんな彼女が今回作ってくれたポットエディブル(マリファナ入り食品)はチョコレートブラウニー。 「冬は寒すぎて外に出られない」というモニカさんは、屋内で手軽にマリファナを摂取できるポットエディブルにハマっているという。共有キッチンにはマリファナ特有のハーブのような爽やかな香りが充満していた。 「基本的には検索して出てきたお菓子のレシピにグラインダーで細かく挽いたマリファナを入れるだけです。元々お菓子作りなんてしたことなかったのですが、ここに来てからすっかり夢中で。 材料費は30ドルくらい。一回作るのに3時間程度かかるけど、エディブルは効果が強いので1人で食べるなら1ヶ月は持ちますね」
調理工程

粉末状にしたマリファナを溶かしたバターに加える

エディブルを作りながら「元々はPMSの緩和目的でマリファナを吸っていた」と語るモニカさんだが、摂取を続けるうちに精神的にも大きな変化が訪れ、日々人や物事に感謝できるようになっていったという。 「元々生理前のイライラがひどかったのですが、マリファナを摂取し始めたらその回数が徐々に減ってむしろ人に感謝する機会が増えました。 あとマリファナって元々綺麗なものをもっと美化してくれるんです。北海道育ちなので元々自然が好きなのですが、マリファナを摂取しながら見るともっと綺麗に見える。 美味しいものがもっと美味しくなったりもしますね。だから段々と日々起こる物事にも感謝するようになっていきました。お酒と違ってその感覚を覚えていることができるので、摂取していない時でもその感情を常に持つことができるんです」

3種類をシーンによって使い分けている

マリファナの種類

マリファナの中でもタイプによって効果が異なる

マリファナの魅力を語りだすと止まらない彼女。普段摂取する大麻の種類はサティバ、インディカ、ハイブリッドで気分や時間帯によって使い分けているという。それぞれどのような違いがあるのか。 「サティバは気分を高めてくれるのでちょっとしたハイキングの前などに摂取したりテンションを上げたい時に最適。インディカはシャワー後や寝る前に摂取しているのですが、キマるとべッドから動けなくなる。そのおかげでリラックスして寝ることができますね。 ハイブリッドは両方の良いところ取りなので活力とリラックスの両方を取り入れたいときに摂取します」 多様な効果を楽しめる一方、慎重に向き合う必要がある側面も。モニカさんが続ける。 「『草ボケ』と言って毎日ある程度の量を吸い続けると物忘れが多くなるので定期的に吸わない期間作る人もいます。 また、何かをしなければいけない時にインディカを吸うと動くにも足が重くなるし、思考も楽観的になるのですべてを後回しにしてしまうこともある。シーンによって使い分けるのが大事です」
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北海道に大麻ファームを作りたい
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元『週刊SPA!』編集者。ビジネス書『海外ノマド入門』(ルイス前田著)の編集を担当後、自身もノマドワーカーの道を志し、5年勤めた出版社を退社。現在はカナダでワーホリ中。将来的には旅先で出会った人々を取材しながら世界一周することを視野に入れている。無類の酒好きで特に赤ワインには目がない。

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