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「パソコンもカメラも買い直すしかない」――46歳のバツイチおじさんはインドのシリコンバレーを目指した【第29話】

46歳のバツイチおじさんによるノンフィクション巨編「世界一周花嫁探しの旅」、今回から7か国目インドに突入します。前回、中国人美女との悲しい別れを経てインドに向かおうとするも、傷心のまま彼女との思い出に浸っていたら、バスの中で総額30万円のデジタルガジェットが入ったリュックを盗まれてしまったバツイチおじさん。果たして、「世界一周花嫁探しの旅」の存続が危ぶまれるほどのメガトンピンチを、どう切り抜けるのか? やっぱり切り抜けられないのか? 必見です! 「この子を連れて帰るなら、俺たち全員分のお金をお前が払えよ」――46歳のバツイチおじさんはアラブの荒くれ者に難癖をつけられた英語力ゼロの46歳バツイチおじさんが挑む「世界一周 花嫁探しの旅」【第29話 陽気すぎるニックネーム】 スリランカのヒカドゥアビーチで一緒に旅をした中国人美女リー。愛の逃避行へ繰り出したつもりが、彼女は中国の彼氏の元へ帰っていった。 彼女を失った俺は失意の悲しみから高熱を出し、やがてリーへの想いを断ち切るため、スリランカから逃げるようにインド行きのビザを取り、格安バスに飛び乗る。 車中でリーとの思い出の曲「スニーカーぶるーす」を聞きながら、彼女との美しい思い出にどっぷりと浸っていると、カメラ・パソコン・タブレット・スマホが入ったリュックサックを盗まれてしまった。総額30万円。パソコンやスマホがなければこの連載すら書き続けることはできない。 ただでさえ失恋で傷ついているのに、追い討ちをかけるようにメガトンパンチを見舞われ、俺はノックアウト寸前の状態に陥っていた。 しかし、このまま立ち尽くしていてもどうしようもない。 俺は気持ちを切り替え、スリランカ・ニゴンボにある警察署に行った。 俺「すみません。リュックサックを盗まれたんですけど」 若い警官「もう遅いから明日来なよ」 俺「いや、明日にはインドに行かなきゃいけないんです」 若い警官「じゃあ、この書類に適当にサインしといて。そして今日は帰りな」 俺「それじゃあ絶対に見つからないですよね」 若い警官「ルールはルール。あきらめなさい」 時刻は夜9時を過ぎていた。 ボス「どうした?」 若い警官「この日本人が帰らないんです」 俺「すみません。今、世界一周していて、あれがないと旅ができないんです。助けてください」 ボス「……」 若い警官「どうします?」 ボス「下の部屋に連れて行け」 この警察署のボス格の男が、入り口近くにあるツーリストオフィスに連れて行ってくれた。 そこで書類を書かせてもらえるようだ。どうやら熱意が伝わったらしい。 ボス「どこで無くした?」 俺「キャンディからニゴンボ行きのバスの中です」 ボス「一応、書類を作るけど、もし出てきた時のためにここに電話番号書いといて」 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1188109

スリランカ警察のボス格の人物

俺は辞書を引きながら苦労しつつも書類を完成させた。 ボス「これで安心しただろう?」 俺「ありがとうございます」 少しホッとして冷静になった。 ボス「ホテルまでトゥクトゥクを用意してあげるよ」 俺「ありがとうございます」 なんて優しい人なんだ。 スリランカの警察にも親切な人がいるんだな。 俺はトゥクトゥクに乗り、ボス格の男に別れを告げ、ホテルに戻ろうとした。 すると突如、彼がトゥクトゥクに乗り込んできた。 なんなんだ? ボス「助けてあげたから少し金をくれよ。時間外だし」 なんなんだよ。 勘弁してくれよ、ホント……。 俺「ありがとう。でも、お金はあげられないです」 ボス「……そうか、わかった。一応、聞いてみただけ」 そう言うと彼はトゥクトゥクを降りた。 その後、彼と握手をし、お別れをした。 彼はいい人なのか悪い人なのか? きっと80%はいい人で、20%は悪い人なのだろう。 そう理解するとすっと腑に落ちた。
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その晩、ゲイカップルがやってるであろうゲストハウスに宿泊
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