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「THE W」、下ネタより気になった“無理に褒める審査員”の存在…「むしろ女性芸人に悪い印象を与える大会」と思うワケ
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投稿日:2024年12月21日 08:48
「THE W」、下ネタより気になった“無理に褒める審査員”の存在…「むしろ女性芸人に悪い印象を与える大会」と思うワケ
寺西ジャジューカ
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「未熟な状態でテレビに発掘される」がM-1との違い
吉本興業に所属する2004年結成の女性漫才コンビ「Dr.ハインリッヒ」の幸は、過去のインタビューでこう発言している。 =====
――女性芸人だけの大会『THE W』には出ないと宣言されていますよね。『M-1』と『THE W』にはどんな違いがあると思われますか。
「全てのレベルがもう違う。『THE W』が始まった時に、またなんでこんな余計なことを……ってすごく思ったんですよ。賞レースに出られない女の人に対して、じゃあテレビに出れる、賞金もあるっていうチャンスとして始まったじゃないですか。でもそれ、ものすごい的外れな優しさだと思う」
――的外れな優しさ。
「お笑いってやっぱり『おもろい/おもろない』でしかないから。すぐバレるんですよ。女だけで戦ってるから、まだ面白くない状態でも出れてしまう。あと数年、劇場で経験積んだらもっと面白い完成度のネタを作れたかもしれん子が、未熟な状態のまま決勝に出れてしまうんです。そしたら『やっぱ女はおもろない』てこき下ろせる便利な装置になってしまってるんですよ。これは余計なもん作りおったって思った。だけども、『THE W』を目指してがむしゃらに頑張ってる子はいるんです。その子たちのあり方は、もちろん応援してるんやけど。ただね、ちょっとね、頑張ってる女の子にももうちょっと気づいて欲しい。漫才かコントかその他か関係なく、ルール無用で女のみで競い合うって、かなり不自然な事ですよ。でも出たいんでしょうね、若い子は」
――点数ではなくどちらがおもしろかったかで審査する『THE W』では、審査員のコメントも「僅差だった」に終始することが多くて、そこも「的外れな優しさ」を感じるところではあります。M-1の出場者のように審査員から厳しく言われることもない。
「そうですね。結局やっぱり……奥底にあるんでしょう、チャンスになるというのが。他の大会の決勝に行けない子が決勝に行けて、なんやったら優勝もできるわけですから」 (「文春オンライン」2022年1月29日) ===== 経験を積めばもっとおもしろいネタをつくれたかもしれない芸人が「テレビに出られる!」とチャンスをつかむべく、未熟な状態のまま世へ出てしまう。でも、不自然なこのイベントの構造に気付いてほしい。そう、彼女たちは問うている。
おもしろい女性芸人は多いのに……
Dr.ハインリッヒの2人は、未熟なまま決勝へ上がれてしまうTHE Wの現状を「『やっぱ女はおもろない』てこき下ろせる便利な装置になってしまってる」と憂いた。 毎年、THE W開催後に感じることがある。「女性芸人のためという大義名分を掲げながら、この賞レースはむしろ女性芸人に悪い印象を与えているのでは?」と思うことが少なくないのだ。視聴者に変な偏見を植え付けたり、ネガキャンとして機能する恐れを否定できない。 言うまでもなく、おもしろい女性芸人はたくさんいる。アジアンやヨネダ2000らはM-1の決勝に進出した。『IPPONグランプリ』(フジテレビ系)で脚光を浴びたハリセンボン・箕輪はるかのセンスは特筆ものである。上沼恵美子や今いくよ・くるよは言わずもがな。なにより、今年のTHE Wの2日前に放送された『THE MANZAI 2024』(フジテレビ系)では、海原やすよ ともこが極上の漫才を見せつけたばかりだ。 言葉を選ばず書くと、女性芸人がつまらないのではなくTHE Wがいまいちなのだ。「女芸人No.1決定戦」という賞レースがある一方、2017年に上方漫才大賞を受賞した際に海原ともこが口にした「女芸人と呼ばれるのは嫌で、今後も漫才師と呼ばれ続けたい」という言葉は重い。
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女性特有のおもしろさを放出するイベントになっていない
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