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覚せい剤で逮捕されたセクシー女優が“薬物の怖さ”を語る。「言動がおかしくなって…『日本の大統領になる』と言ってた」

2007年にセクシー女優としてデビューし、現役中に覚せい剤取締法違反で逮捕された、合沢萌さん。さらに仮釈放中に覚せい剤の密売にも手を出してしまい、合計13年を刑務所で過ごした経験を持ちます。 合沢さんはそんな自分の経歴を生かして、現在ではYouTubeやTikTokで薬物依存症や刑務所内の実情を話すなど、薬物の使用を防ぐための啓発活動もおこなっています。 今回はそんな啓発活動の一環として、合沢さんが実際に体験してきた、薬物に関するさまざまなお話を聞かせてもらいました。

現在の薬物密売では「匿名通信アプリ」が主流

合沢萌

合沢萌

――今回は薬物に関する啓発活動として、覚せい剤の使用・密売による逮捕経験を持つ合沢萌さんにお話を聞かせていただきます。合沢さんの場合、薬物の売買はインターネットの掲示板を利用していた、とのことですが、現在も同様でしょうか? 合沢萌(以下、合沢):インターネット中心なのは、変わらないですね。ただ私たちの頃は掲示板でしたが、現在では「シグナル」「テレグラム」などのアプリが多く使われています。 ――闇バイトの話でも、よく聞かれるアプリですね。 合沢:啓発活動をするうえで、どういったアプリなのかを実際に知りたくて私も試してみました。メッセージのやり取りを自動的に消す設定ができるなど、匿名性の高さが薬物の売買に魅力的なようです。 利用するには電話番号の登録が必要ですので、絶対にバレないわけではないのですが。

覚せい剤の密売自体に「騙し騙され」の詐欺が横行

――やっぱり現在、薬物の売買は完全にインターネットが主流ですね。 合沢:だから普通の人が、薬物の購入、さらに販売にまで気軽に手を出せるんです。そもそも、私自身がインターネットを使った売人となった最初期の存在ですし。私が始めた時代から時間は経っていますが、この流れはますます激しくなっていますね。 ――薬物が、一般層により深く入り込んできている、と。 合沢:それも問題ですが、粗悪品を売る詐欺も多くなっています。買う側もお金を払わずに逃げちゃう、といったケースも増えているそうです。でも薬物の密売だから、やられたほうも警察に訴えられないんですよね。
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売人時代はトラブルに巻き込まれたことも
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単純に「本が好きだから」との理由で出版社に入社。雑誌制作をメインに仕事を続け、なんとなくフリーライターとして独立。「なんか面白ければ、それで良し」をモットーに、興味を持ったことを取材して記事にしながら人生を楽しむタイプのおじさんライター

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【合沢萌】
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YouTube「合沢萌のアノ中の裏話」:https://www.youtube.com/channel/UCWMwakxlNU-Ut5sF6NzU7HQ
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