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知的障害の妹を持つ“きょうだい児”の悩み「姉の私は“いい子でいなきゃ”と思い続けてた」

家族は選べないが自立後の人生は選べる

最後に、同じように、悩む人たちに伝えたいことを聞いた。 「自分の家族や家庭環境は選べません。だけど、自立した後に、自分自身で選べることの方に目を向けて欲しいです。親に認めてもらうのではなく、自分が自分の人生を充実させることが一番だと思います」 きょうだい児は、特有の悩みや葛藤を抱えることが多く、適切なサポートが必要だ。相談できる場所は少ないが、七宮さんのように同じような経験をしてきた人につながれるサービスも利用してもらいたい。 <取材・文/田口ゆう>
立教大学卒経済学部経営学科卒。「あいである広場」の編集長兼ライターとして、主に介護・障害福祉・医療・少数民族など、社会的マイノリティの当事者・支援者の取材記事を執筆。現在、介護・福祉メディアで連載や集英社オンラインに寄稿している。X(旧ツイッター):@Thepowerofdive1
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七宮絢音さん