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バスの車内で「喧嘩売ってんのか!」トラブル相手の正体が発覚、まさかの“同じ会社”で…

助けてくれた男性の言葉に衝撃

次の瞬間、近くにいた30代くらいの男性が助けに入ってくれたそう。 「すぐさま『八つ当たりするのもいい加減にしろ』『バスが遅れるなんてよくあることだ』と50代くらいの男性を叱り飛ばしてくれました。そして、最後に痛いところをつかれぐうの音も出ない彼に『こんなオバサン相手に大声を出すことはないだろう』とダメ押ししたのです。私のために相手を厳しく注意してくれたものの、同世代と思われる男性に“オバサン”呼ばわりされたことにショックを隠し切れませんでした」 その後、50代くらいの男性はすぐに黙り込んだと言います。でも、悲しげな薫子さんの顔を見て「ざまあみろ」と言わんばかりにニヤニヤ笑っていたのだとか。 「このタイミングで、会社が近くなったのでバスの降車ボタンを押しました。けれども、50代くらいの男性が目の前に居座るので『降りるのでそこを通してください』と声をかけたのですが……。なぜか彼はモタモタするばかりで一向に動こうとしません。一体何がしたいのかと思い内心いらいらしました」 すると、さっきまでやり合っていたせいか、運転手が「これ以上、揉め事を起こすようなら二人ともバスを降りてください」とアナウンスしたと言います。

話し合いを申し出たものの…

「彼の煮え切らない態度にだんだん嫌気が差してきました。まだ出社まで時間があったため『他の人に迷惑がかかるので、降りて話をしましょう』『不満があるのなら、私が話を聞きますよ』と声をかけたのです。そしたら、50代くらいの男性は『そんなこと言われなくても、最初から俺はここで降りるつもりだったんだ』とにらみつけてきて。『オバサンに用はない』と捨て台詞を吐いたものの、私にダメージを与えるために発言したことが見え見えでした」 相手がわざと「オバサン」という言葉を使ったと気がついたので、薫子さんはめげずに「なんて頑固なオジサンなの」と反撃したそう。同じバス停に降りる割には「行動を起こすのが遅い」と感じたのだとか。 「結局、私と50代くらいの男性はそのバス停で一緒に下車しました。しかし、降りるなり、彼はそそくさと逃げてしまって。初出勤なのに思わぬ形でトラブルに巻き込まれ、かなりむしゃくしゃしていたので、いったん心を落ち着かせるため近くのコンビニに寄ることにしました」 そこのイートインでコーヒーを飲んでから、薫子さんは気持ちも新たに出社したと言います。
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まさかの上司が…
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ライター。ゾッとする実録記事を中心に執筆中。カフェでのんびり過ごすことが好き。
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