トランプ大統領就任で勃発した「トランプコイン狂騒曲」に便乗してみた。“2日で10万円”勝負した衝撃の結果
『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』の作者であるハッシー橋本が、漫画で稼いだカネで“怪しい投資”に挑む実録マンガ。一般の人が手を出しにくい投資を攻略して“億り人”になることはできるのか——。
2025年、新年早々に仮想通貨界がざわつくニュースが飛び込んできました。ドナルド・トランプ氏が再びアメリカ大統領に就任!
これだけでも十分ビッグニュースですが、彼がまるで「就任前のお土産」とでも言うかのように、memeコイン「$TRUMP」を発行したのです。
このコイン、発表と同時に大注目を集め、時価総額は瞬く間に上位に食い込みました。特に、X(旧Twitter)に張り付いている「かそつー人」たちは、まるで待ってましたと言わんばかりに飛びつきました。お祭りムード全開で、あっという間に市場は加熱。こういうときに大きく儲ける人が出るのも、仮想通貨の醍醐味ですよね。
実は俺もその波に乗った一人です。ただ、memeコインに大金を突っ込む勇気はなく、控えめに少額を投入しました。それでも結果は上々。最初の資産は6倍まで膨れ上がり、大勝利を収めることができましたっ!!
今回初めて「1分足」でのトレード、いわゆるスキャルピングに挑戦しました。最初のトレードでは、レバレッジを高く設定しすぎてロスカットを食らうという洗礼を受けたものの、そこからはレバレッジを3倍に抑え、慎重に進める戦略に切り替えることに……。
その結果、損切りゼロの全勝フィニッシュ! 適切なタイミングで撤退したことで、しっかりと利益を確保することができました。
2日間チャートに張り付いていたことで得られた経験値は計り知れません。特に、$TRUMPのようなmemeコインはボラティリティ(値動き)が大きく、1日で1年分のトレードをしたような感覚に……。まさに、ドラゴンボールの「精神と時の部屋」に入ったかのような修行の場でした。
しかし、戦いの後には疲労も押し寄せます。2日間の集中トレードのせいで、左目にものもらいができるというおまけつき。トレードはメンタルもフィジカルも削るスポーツです。皆さんもご注意を。
とはいえ、今回の勝利で2ヶ月分の生活費を稼ぐことができたのは嬉しい誤算です。これを糧に、次なる戦場を見据えています。
それは中国の旧正月、1月28日から始まる祭りです。仮想通貨市場にとって、旧正月は動きが激しくなるタイミング。ここでも慎重にチャレンジしていきたいと思っています。
仮想通貨の世界は、何が起きるか分からないからこそ面白い。memeコインのような高リスク商品に挑戦する際は、リスク管理を徹底しながら、楽しむ気持ちを忘れずに進んでいきたいですね。
次の祭りはどんなドラマを見せてくれるのか? 慎重さを武器に、新たな挑戦に備えます!
漫画・文/ハッシー橋本
愛知県出身の漫画家。パチンコ・パチスロ漫画を中心に活躍し、‘15年より月刊ヤングマガジンで連載を始めた『賭博黙示録カイジ』のスピンオフ『中間管理録トネガワ』が大ヒット。サウナとビールの愉悦を描いた『極上!サウナめし』はサウナ好き必見の一冊 Twitter @hashimotosan84




百七十八話 切札
小さく始めて大きく勝つ!
次の戦場となるのは
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