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「7000万円借金があるけど」新卒で入ったTBSを“突如退社”したディレクター。「自分の最低ラインを決めれば何をしてもいい」

優秀なディレクターになって「戻ってこい」と言われたい

「戻ってこい」と言われたい――現状、TBSに戻るつもりはありますか? 大前:もちろんあります。あれだけ自由なことをやらせてくれる良い会社はないと思います。ただ簡単に戻ることができるわけではないので、優秀なディレクターになって「戻って来いよ」と言ってもらえる存在になってからだとは思います。 ――今、やってみたいことは何かありますか? 大前:映像の仕事も続けていきたいですが、ラジオや書籍など、メディア問わずいろんなことにチャレンジしたいです。 でも、ベースにロケや取材があるといいなとは思っています。やはり、現地に行ってそこで暮らす人と会うことが好きですし、一番大事なことだと感じているので。 ――将来的な目標があれば教えてください。 大前:南米で仕事をしてそこで暮らす人々や文化をもっともっと知りたいです。ロケに行ってみて、南米に住んでいる方々が本当に力強いなと感じて、自分の中のキャパシティーが広がったんです。人として成長できたので、その恩返しをできればと思っています。 【大前プジョルジョ健太】 大阪府生まれ。法政大学卒業後にTBSへ入社。報道局経済部から『ラヴィット!』『サンデー・ジャポン』などの情報バラエティー番組を経て、入社5年目に自身が立案した『不夜城はなぜ回る』を担当し「ギャラクシー賞」を受賞し話題を呼ぶ。その後TBSを退社し、フリーターを経て現在は『国境デスロード』(ABEMA)の企画・総合演出に携わるなど、精力的に活動している。 <取材・文/瀬戸大希、撮影/星亘>
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