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図書館の清掃員が見た「なぜこんなところにこんなものが?」本のあいだに“プロポーズ”の手紙が…

“明らかに不自然な色のもの”の正体とは

ビル入口の自動ドア 町役場の清掃員をしていた北野唯さん(仮名・30代)は、「なぜこんなところに、こんなものが?」というミステリーのような経験をしたという。 「エントランスの拭き掃除をしていました。ドア付近にいつもは目にしない、“明らかに不自然な色のもの”が落ちていたんです。それは“赤いもの”でした。赤と言いますか、黒みがかかって見えましたね」  サイズは4~5センチくらい。それはちょうどネズミの赤ちゃんくらいの……と思った瞬間。北野さんは一瞬、焦りを感じた。恐る恐る近づいてみると……。 「ネズミの赤ちゃんではなく安堵しました。しかし“赤いもの”は、なんと“タンポン”でした。女性が月経期に使う“アレ”です」  

「地面に落ちるはずがないんですよ」と力説

 目の前の光景に、しばらく固まってしまった北野さん。 “普通ならトイレの汚物入れにしかないものだが、どうしてエントランスにあるのか?” “こんな野外でタンポンを換えた人がいるのか?” 「考えて分かることではないので、静かに“それ”を拾って、本来あるべきところへ戻しました」  この出来事を男性の清掃員に話すと、その反応にも驚いたという。 「タンポン? スルッと抜けたんでしょ」  男性は、装着していたタンポンがスルッと地面に落ちたというのだ。「使用したことがないからそんな想像ができるんでしょうかね」と北野さん。 「人間ならだいたいパンツを履いているので、タンポンが抜けたところでパンツが受け止めてくれるんですよ。地面に落ちるはずがないんです」 <取材・文/chimi86>
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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